Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

DRCの蒸留酒

雨の本日はゆっくりとお昼間は過ごさせていただき。こんな時は決まってテレビっこになってしまうのですが、以前社会問題にもなった牛肉の偽装問題についての番組を。改めてその手口等についても非常に驚愕なもので嫌悪感を非常に抱きましたが、それ以上に番組の間のCMの長さにいらいらと。
最近はケーブル・テレビを見る機会も多いので地上波のスポンサーも失礼ながら・・・・・。
で昨夜の飲み比べの蒸留酒
・Chateau Pichon Laland’92 Pauillac
・Merc de Bourgogne’84 Domaine de la Romanee Conti
・Corton’99 Louis Latour
・Barolo’98 Azelia di Luigi Scavino
覇気のない感じで流れる週末の晩でしたが、降り始めた雨の音にも助長され寂しくも。
中盤から久々にお電話をいただけたムッシュのお越しで。今宵は部下の方を伴われてでしたが、中間管理職と言うお立場の苦悩は職種も合わせて現在僕自身も外注でお願いしているネット関係のお仕事をお願いしている方に対する不満と合致するところも。思わず語る時間帯にもなりましたが。
ワインはやはりお好きなラランドで。メルロー・ベースの右岸も幾つかお勧めしたのですが、以前も同じ’92を試されましたが今回も飲める状態になっているやや穏やかなヴィンテージを。それでも優雅なボルドーだな、2級の素晴らしいグラン・ヴァンかと。
実はこの’84のマールは夏からお取り置きをしておりました、苦しんでいた7・8月のお助けアイテムとも感じておりましたがやっと。また、キープさせていただいている’88のマールと’79のフィーヌも抜栓して1年以上経過するもので。どちらも大分柔らかく飲み口もゴージャスな味わいになっておりこの3種を飲み比べとは、また素敵な経験で。今回の’84は2000年に瓶詰されたものでこの3種の中では最も瓶熟期間の長いものヴィンテージ・キャラクターも含めて比較的既に柔らかい口当たりも。
後半には辿り着いたように葉巻をお世話になっている彼が。祇園町のお姉さん方も巻き込みながらのシャンパーニュブルゴーニュバローロまで。
グラン・クリュの香りが当然ながらのコルトンにこれはお買い得な気がするバローロの逸品のアゼリアの’98を。ピノ・ワールとネッビオーロ、スタイルは大きく見れば近い感じながらも大きな違いはやはりタンニンの強弱かな?そう言った意味でピエモンテの偉大な造り手達のワインはまた使用範囲の広さが伺えます。

                          Sommelier R.Imamura