Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

デクラッセ

遅ればせながらも8月のお盆のお休みについて。今年は非常に悩ましいのが、おそらくは世間の皆様と同じ日程でいただくと週末に絡んでまいります。
ですが何れにしても例年のお盆は、祇園町の動きは穏やかだったような。ですので勝手ながらも13,14,15の金・土・日の3日間を里帰りと墓参りで失礼いたします。如何なものでしょうか?
で昨夜のブルゴーニュ
・Volnay’97 La Pousse d’Or
・Beaune Clos du Roy’88 G.Prieur
・Volnay Santenots’87 Hubert Rougeot
祇園祭のクライマックスへのカウントダウンが始まり、どうやら賑わいが特に烏丸界隈では。ただ、やはり雨の影響で昨夜の人の出も昨年よりも随分少なかったそうです。
前半からミシュラン3つ星シェフ?和の料理人さんですが、しばしのお時間を。今宵はお休みの日でしたが、ここからの数日はご予約で大変のことでしょう。
それを横目に何時もの男性陣は、今宵は先斗町の芸妓さん方を伴われ。ブルゴーニュを何時もながらでした、プスドールのヴォルネイ。’97の彼らの村名はデクラッセされたもので、今回のヴォルネイもコルクにはカイユレの刻印が。非常に上質な造り手の上に、良心的な価格と哲学に以前から好意を寄せたものです。数年前にもこんな”つぶやき”があったかと思われますが。本当にピュアな果実味が心地よく。
2本目はどうやらお連れの芸妓さんのお一人がお誕生日のようで、’88生まれの彼女に’88のクロ・ド・ロア。選択肢のジャドのクロ・ド・ベーズ’88には至りませんでしたが、幾分ぼやけた印象はあるものの今宵も主役は別ですので。
またまた、それを横目に兼ね合いも有られることは当然のお茶の相称さん。お伝えはしておりましたが、ワインもそこそこに。
こちらはプルミエのヴォルネイの’87。ユベール・ルージョ、評論家さんやエージェントの評価もそこそこでしたがやはり価格にはそれなりに理由があるものです。今回はテイスティングも兼ねての使用になりましたが、おそらく僕のお店では数年は忘れる銘柄になるかと。’85も試してみますが、ブルゴーニュの古酒にはベルナール・ド・ラグランジュなどその生産年に見合う熟成感を感じさせない造り手も。これは私の勉強不足でした。
ま、でも十分美味しいのですが。Sommelier R