Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

決別のシャンパーニュ

休日は春休み最後の日曜日でしたので、家族サービスの動物園に。京都市動物園は改装の途中のようでしたが、桜の開花に合わせてのお花見の方々で賑わって。
夕飯は久々の外食で、最近のお気に入りの徒歩圏内の近所の居酒屋さんへ。お魚やさんがされているだけに魚介類の鮮度と味付けもとてもとても。次男の幼稚園の入学祝も兼ねておりましたが春の若筍に蛍烏賊、また意外な銀杏が時期外れでしたが。こんな時は日本酒なのです、ですが酔っちゃいます深夜に目が覚めて厳しい花粉症の鼻水と戦うのです。
で先週末のワインは
・Louis Roederer Brut Premier
・Volnay’77 Jules Belin
・Moet et Chandon Dom Perignon’90
久々でしたね、10数年来のお知り合いですが立派に東京でのサラリーマン生活もこなされ。愛嬌のある彼のような人柄は、本当に得だと思わせられます。結局、飲み友達で仕事とは逸脱してしまうような。
やや、寝かせたロデレールが落ち着いた酸の円みに。
先日のお怪我も大分良くなられたような?今宵は今使用をしたい!そんな’77の希少なブルゴーニュを。
中々、難しく見かけ難い杞憂のヴィンテージ’77は無理して使いたくはないのですがこのボトル、コルクが落ち始めており。首2cmくらいで残っておりましたが、完全に落ちる前に顧客にお渡ししたく。
問題なく抜栓もこなせ、味わいも’77のキャラクターは当たり前ですがこれがまたノスタルジーの面白い姿に。やや、シソの香りも立ち始めておりましたがこれもまたブルゴーニュの姿。
〆のシャンパーニュは、4月らしく何かの決別があられたようで。ですので偉大な’90のドン・ペリニヨンを。個人的にも久々でしたが、以前はまだまだ早いな?そんな印象が流石にこの頃の’90は素晴らしい状態に。
滑らかなサワークリームのニュアンスが、熟成の証で酸の角も取れ非常に洗練されたエレガントなスタイルに。
それにしても、やはりこの知名度も最ものプレステージは名前に負けない個人的には何時でも何時までも飲みたい銘柄であることは間違えなく。他にもクロ・ド・メニルやクリスタル、サロンやコントなど侮れない銘柄もひしめくものですが最もバランスが取れた姿はここかと思われます。

   Sommleir R.Imamura