Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’91’79

色々な変化と決意の春ですが、東京でのお花見等の自粛の報道は中々難しい感覚を持たされます。確かに被災地の方々にはそれどころではないのも重々理解は出来ますが。
自身の店舗も合わせて、飲食業界全般そしてワイン関連の店舗の何とか何とかデモの存続を望みます。
で4月のスタートのワインは
・Barolo’91 Elio Altare
・Chateau Canon’79 St Emilion
今週は皆勤賞でしたね、今夜は確か東京への移動でしょうから無理でしょうがこういった応援団のお一人が僕には貴重な存在です。
エリオ・アルターレ、モダンな造り手の代表格のバローロの逸品。少しいいのね!のリクエストでしたので、悩みましたが今宵もあくびを連発されており。
今夜は特に変化を感じさせられた、開けたての硬さは正直’91らしからぬ強固な印象でしたが残った半分を深夜に飲み込むと非常に滑らかで優しくバランスの取れた珠玉のネッビオーロで。
お付の秘書の方がおられたのですか、知りませんでした。4月の1日に日頃の労をねぎらうお気持ちがムッシュのお人柄を。
でまた甘えてしまいましたが、何時もよりはやや上質なものをお持ちしてしまい。会話の中で聞きだされたマダムのヴィンテージが’79というのも逆算ではありますが。
サンテミリオンの伝統的な優良シャトーのカノン、’79も個人的には何時でも飲み頃に達しており複雑なチョコレートの香りと森のしたばえ。
当然ながら深夜に傾けるグラスの内容としては十二分で。これで今年もムッシュのサポートを万全の態勢にてお願いいたします。

祇園町は可憐な桜が美しく咲き始めております、自粛も理解できますが ぜひぜひ一年のスタートに目の保養と心の洗濯に上質なプレミアム・ワインを偶には如何でしょうか?

            Sommelier R.Imamura