Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’89’83

本日のお昼間は、土砂降りの中 お買い物。店舗のハロゲンランプの予備が必要だったので。それにしても高いな!毎度ながらこの特別なサイズの電球は。店内だけでも13個のこの照明が添え付けられており、頻繁には切れませんが。
その後は年に1度のお楽しみの稚鮎を購入に。昨年も頂いたのですが祇園町界隈の川魚屋さんにて。1匹¥200−もしますねん。でも、広島生まれの僕には本当にカルチャーショックの旨さだった稚鮎の塩焼きを今年も骨からすべていただこうかと。自宅でですが。先日は勘違いで天ぷらはいただいたのですが、やはり塩焼きでしょう!ちなみに昨年は殺生が非常に手間取ってしまい、可哀想な上塗りでしたが今回は瞬殺で。美味しくいただきますのでお許しを。
また、本日はワインの納品がひと箱。相変わらずのブルゴーニュが大半ですが、この夏場にかけて急速に減っていくシャンパーニュが3本だけ。しかも、こんなところが”おたく”かもしれませんがボワゼルのジョヤウ・ド・フランス。プレステージですね。個人的には’90年代しか経験がなかったのですが、今回は’82が。エチケットが異なるシンプルなもので。車やバイクなどもそうですが、アンティークなものに心惹かれる僕ですがワインの中身もデザインも同じくです。
で昨夜のブルゴーニュ
・Volnay Les Angles’89 Lucien Boillot
・Clos Vougeot’83 Louis Jado
土砂降りの昨夜は、予想通り閑散と。待ちに待ったゲストは深夜でしたが、久々の和服のお姉さん方で。今宵は珍しくお腹いっぱいでお食事はフォワグラのカナッペのみでしたが、お席を立たれるのも早かったな。
先日の’76が衝撃だったこの同一銘柄ですが、今回はルシアンの名で。コルクも意外な感じのリコルクだったのかな?余りにも若さが主張しますが、これが’89の姿なのかな?前夜のフェヴレイのモレの’89は中々だっただけに色々でしたが。まま、それでもおそらくは普段お飲みのものとは比較にならないでしょうけど。
もう、閉店直前ながらもお越しのお姉さんは開業半年を迎えられた時期。このご時世に頑張っておられ負けておられない気持ちも新たにしましたが、今宵もブルゴーニュを。ジャドの’83のクロ・ヴジョ、確か今年2本目の記憶が。
流石のグラン・クリュですよ、そして安心感のネゴシアンで。果実味に酸が綺麗に溶け込み、正に山形産のサクランボですよ!繊細にして余韻の長い甘味です。
      Sommelier R.Imamura