Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’88’74’73

本日のお昼間は、僕の店舗では非常に大切な店舗内電話のバッテリーを購入にトライアンフを。花粉症はほぼ終了ですが、今日はまだ目が痛いくらいの風を感じましたが・・・・・。
それにしても家電量販店さんで気になった商品は扇風機。我が家には福澤さんまではいかない商品しかないだけに並んでいた扇風機は¥20、000−から高いものでは¥50、000−まで。清風と言うか静かなんでしょうが、扇風機でそんな額はちょっとまだピンと来ない・・・・・。でも、気になります・・・・。
また、本日はワインの入荷が少しだけ。余り最近は購入させていただけていない西村さんですが、先日のヴーヴ・クリコのカーヴ・プリヴェに続いてボルドーの白を3本だけ。希少なヴィンテージ’80のマルゴーの白。個人的にはエチケットとキャップシールの白のデザインも含めて白亜の城のイメージがぴったりで。
で昨夜の前半のお食事会は
・Louis Roederer Brut’74
・Vina Valoria’73 Rioja
・Corton Charlemagne’88 G.Roumier
ご予約をいただけていたのですが、’73ヴィンテージのワインをお持ちになられる旨を聞いておりスペインの赤と伺っておりましたが。想定していたこの銘柄はドンピシャでした。5年ほど前ですかね?関西県のディスカウント酒屋さんで並んでいたこの’73、個人的に何となく購入してテイスティングも既に。やはり、こんな何気ない行為もソムリエとして経験に肉付けされていくものです。
味わいは、ままお食事に添えるワインとしては愛らしく美味しいものかと。ただただ、皆さん普段から飲まれているワインが上質すぎるから・・・・・。
’74ヴィンテージのシャンパーニュ、これこそ正に希少なヴィンテージですが個人的にもこちらのお姉さんと以前飲み込んだデューツしかないもので。そしてようやく手に入ったこのルイ・ロデレールのヴィンテージは状態はほぼ完璧ではないでしょうか?僅かに抜栓時に聞こえる泡のつぶやきはその生命感を。ただ、味わいは正にこのヴィンテージのキャラクターで。あたりはゆるく感じられますが余韻に甘い濃密な果実の味わいが熟成感と共に。夏にはクリスタル’74も入ります。お誕生日にどうぞ。
〆は以外にも白でしたが、こちらもお持ち込みで。結局、僕のセラーからはシャンパーニュ1本でしたが そんな憂いを祓うくらいの素晴らしい味わいをルーミエのシャルルマーニュが初めて。
’90年代の彼の白髭は何度か試す機会がありましたが、どうもその酸のニュアンスがまだまだ希薄なスタイルに感じられ。もちろん、グラン・クリュ 冷静に考えれば十二分のものではあるのですがこの’88は遂にその真価をはっきりと。
明らかに抜栓直後からたっぷりとした甘さにこのワインの素晴らしさが見て取れ。そして中盤からはまたまた酸が支配しはじめ・・・・。気難しいながらもブルゴーニュの白の’88もそろそろ面白みもで初めております。先月の’88ミュジニ・ブランもよかったしな!

              Sommelier R.Imamura