Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

なんて粋な

昨夜のサッカーは、何となく晴れない気分を十二分に覆してくれる非常にエキサイティングな展開での勝利だったような。もちろん、昨夜のJCさん関係の顧客の皆様のご来店でずっと見続けるような余裕はありませんでしたが。
いずれにしても失点は、色々ですがエースのその存在をはっきりと意識させられるゴールに久々のすっきりした次も頑張ってほしい試合でした。
で昨夜の極上は
・Brunello di Montalcino Soldera Case Basse Reserva’95
Musigny Vieilles Vignes’86 Jacques Frederic Mugnier
・Grace 甲州 鳥居平畑 ’06 中央葡萄酒製造
・Beaune’96 Michel Gauneaux
・Bourgogne Rouge’96 Hubert Lignier
年に1度のご来店になられるムッシュ、昨年もこの時期に。前日ご利用の顧客も偶然にも彼と昨年面識を持たれ、その物腰と粋な飲み口に再開を望まれるほどの人物であるところにもお人柄が。
イタリアで何か動物と言うか魚と言うか?と言うエチケットで上質なものと言われれば。個人的には、このソルデラが真っ先に。無論正解で、’95とまだまだ若いヴィンテージながらも何処かブルゴーニュタッチのスミレの香りにボルドーの優良なヴィンテージを思わせる熟れたスムーズなタンニン。これが個人的なカーセ・バッセの印象ですが、流石に’95も正しく。
お次はやはりブルゴーニュ、やはりミュジニ・エリアが選ばれるのですがルーミエの名もあがりましたが甘えてしまいました。ジャック・フレデリック・ミュニュレ、彼の’80年代のミュジニなどお恥ずかしながら初体験になりました 有難うございます。流石に高貴な薔薇の香りに熟成香が包み込まれた感じで、まだまだ力を残しながらもサッカーとはまた異なる美酒かと。
こちらは何やら、政治的なお話で終始されておりそこに伴われるワインは意外に愛らしい甲州で。三澤さんの作る白は、これもまたクリーンで確かに日本が誇れるワインのひとつでもあるでしょうか。
時間の変化で十二分に甘みを感じさせられるゴヌーのねっちりスタイル。扱い易い1本かな。
先日の代替わりのリニエに触発されて、飲み込んだような’96。このクラスながら微塵も感じさせない味わいにゴヌーが・・・。 R