Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

初荷

またかよ!もう完全に書き終えた”つぶやき”の文章がインターネットの接続切断で完全に消去されてしまうなんて。最近は無かったのに先日とまた、細目に登録しておくか。
10月ももう終わりです、お蔭様で何とかぎりぎりでお支払いは。毎度ながらありがとうございます、変わらずご愛顧にて11月もよろしくお願いいたします。
また、もう既に成田には今年の新酒のボージョレが届いているようで。画像の感じでは帝王デュブッフのもののようでしたが、今年も僕はルイ・ジャドのヴィラージュの3Lを1本だけ。第三木曜と言いますか水曜の0:00から如何でしょうか?年に1度くらいです。
で昨夜の紅白のブルゴーニュ
・Batard Montrachet’97 Louis Jado
・Maranges’90 Leroy
月末の金曜の晩としては些か賑やかさには欠けたのですが、今宵も楽しく酔わせていただけ。
前半から何時ものムッシュは、ご接待のキャンセルの為ご利用に。
お食事も兼ねて、オマールのビスクにアメリカ産のキャビア、牡蠣のグラタンとパスタに生ハム。まあ、僕と一緒ながらもお一人で2本ですから。
ただ、出だしから若さは否めないものの上質なバタールからのスタートでは後半のワイン達には辛いかと。正に教科書通りの流れに問題はありましたが。
美しく輝く照りと香りは穏やかながらもトロリと滴る粘性のバター・スコッチは、ブルゴーニュの白が如何に早飲みされてしまうかを如実に。十二分に楽しく意外な組み合わせにもすんなりと溶け込んでしまうそのポテンシャルに塩味がそれほど強くないアメリカ産のキャビアが寄り添い。
2本目は個人的な願望はローヌの赤!でしたが、受け入れられませんで。以前から試してみたいとおっしゃられていたルロワのマランジェ’90。これ単体で考えると十分に素晴らしい奥ゆかしさを持つ愛らしい1本。ただ、極上の白、例えばモンラッシェの後に続く赤ワインのセレクトには注意せよ!正にこんな状況だったのでは?
まあ、幾らか酔い初めていた僕とムッシュには逆に近づき易い味わいで良かったのかもしれません。その後の僕の長い晩を考えれば。

               Sommelier R.Imamura