Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

妖艶に浴衣姿

連日のゲリラ豪雨にクライマックスを直前とする祇園祭の華やぎに誘われるような浴衣姿の女の子達は大変だな。比較的、早めの時間帯の豪雨でしたので祇園町に通われるお姉さん方には問題はなかったかもしれませんが一般の方たちはしばしの雨宿りを余儀なくされたのでは。
まま、目の保養も今夜まででしょうか?
で昨夜のブルゴーニュ
・Morey Saint Denis’99 Louis Jado
・Maranges’90 Leroy
・Savigny Les Beaune’96 Louis Jado
・Clos des Lambrays’82 Des Lambrays
前半は歯科医Kさん、当たり前のように複数のお姉さん方から計ったようにこの晩はお誘いがかかったそうで。ただ、そんなことなのに着付けを皆さん美容院でされるので何処もテンヤワンヤの状況のようで結局お姉さんは直接お店に出向かわれ、ワインは私とドクターで空けてしまう形に。
流石の’99の味わいでした。おそらく酸が高いでしょう?そんな思惑は、いらぬ心配でした。’90年代後半の偉大なヴィンテージは、気難しいモレのジェネリックすら豊満に。
今宵は意外にも烏丸界隈にも属されるオルトさんやフレンチの方もそれほど芳しくなかったようでしす。まあ、中には盛況すぎるお店も流石だな!と思わせる所も有られたようですが。
で、祇園の盛況店のクラブさんからも合流されルロワのマランジェ’90を。お話の流れに対応が出来るのも私のワイン選びの楽しみです。価格は倍に以上に跳ね上がりましたが、マイナー・エリアながらもやはりルロワは格が異なり。
2年ぶりでしょうか?大手術からの生還とでも言いましょうか。お元気に艶やかな浴衣姿がお見かけ出来て安心いたしました。ジャドのサヴィニー’96は、’99ほど厚くはないもののこのアペラシオンの姿を映し出す綺麗な酸に意外にノスタルジックな熟成感を。
今宵も合流される形のマダムには、以前のパリからの話の流れでもあるランブレイ’82を。当然ながらステージが違いました、今宵最上はやはりグラン・クリュの熟成から。引き立てのコーヒーミルの香りが立ち上がり、今宵2本目のシガーが我慢出来ないのも致し方無く。
それにしてもこの辺りの嘗てのヴィンテージに対して、悪評を掲げた評論家さんたちの意図が中々理解に苦しみますが・・・。Sommelier R