Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Silex

連日の出勤時の京阪電車の車内では、艶やかな浴衣姿の女性達の存在は目に涼しく。ただ、昨夜も忘れておりましたが、琵琶湖の花火大会だったのですね。本日もそんな様相の方がちょこちょこおられましたが、今宵は何があるのだろう?お客様商売としては、そんな会話のエッセンスにもなるイベントを存じていないのはマイナスですが。
夏の風物詩の花火は、京都では宇治川と亀岡に琵琶湖くらいかな?PLまでは流石に遠いでしょうし。宇治川には何度か子供も連れて行きましたが、あの大渋滞に電車の混み具合も考えるとやはり若いカップルのイベントかと。
で昨夜の白ワインは
・Pouilly Fvume Silex’03 Didier Daguneau
・Chassagne Montrachet Morgeot Monopole Clos de la Chapelle’99 Louis Jado
花火の影響だけではないでしょうが、金曜の華やかさは残念ながら。
ま、そのお陰でのお越しのMRさん、しばしの時間を使われまたビジネスに戻られるご様子で。今宵は暑さにも反応してか、シレックスを。解る気がいたします。
昨年でしたでしょうか?残念な事故により彼も故人になってしまいましたが、一応こちらがフラッグシップでしょう。
銘柄名の通りの石灰石のエチケットに、一部のルロワなどの作り手も使用するあまりにも重厚なガラス瓶に驚かされたものですが、久々のテイスティングになりました。’03は、今までの彼のシレックスの中では特別な存在だったような気がします。正に焼けた年、猛暑のヨーロッパの天候が見えるようにソーヴィニヨン・ブランの通常のミネラル、火打石の印象はまるでシャルドネを飲み込むような豊満でトロピカルな姿に。
この近辺のヴィンテージや思い出せば’92なども飲んでいますね、正直香りの出方も上質ながらもロワールの域を確かに超えてはいるものの、そんな存在でしたがこの’03はもうブルゴーニュのグラン・クリュ・クラスに置いてあげたいくらいの。まあ、プライスはそれくらいに匹敵しますが。
後半は今年の認定試験も迫ってまいりました、祇園町のお姉さんですが合格を期待いたします。
ルイ・ジャドの熟れたモノポール、今宵は何かあまり関与はしないほうが良いような?そんな話題ではありましたが綺麗な酸に溶け込んで。
9日の月曜は臨時休業です、勝手ですが。 R