Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

シャブリ

どうやら2010年の今年もボルドーの出来は期待されているようです。2009年の記録的な作柄に、またもやボルドーの価格高騰が懸念されておりますが今年まで。
温暖化の影響もあるのでしょうか?今年は世界的に北半球は、猛暑のようでボルドー・エリアも開花の時期は平均的だったのがこのところの雨不足が好影響のようで。収穫時期の雨などがなければボルドーワインは、中国の富裕層の投機対象として手に入りにくいものになるのでしょうか?でも’10は何時になったら飲みごろを迎えワイン通の心を揺さぶらすのでしょうか?
ちなみに我が家のシャルドネメルローは、夏休みのお手伝いとして与えられた長男の水やりの少なさに膨らんでいた果実も無残にも。来年に期待しましょう。
で昨夜のこれまたのワイン達は
・Moet et Chandon Brut Imperial’85
・Gevrey Chambertin’70 Leyscall
・Chablis Les Preuses’87 Rene et Vincent Dauvissat
前半から今宵もご同伴の待ち合わせにご利用の歯科医Kさんですが、彼の酒豪ぶりは待ち合わせの僕のカウンターでも既にボトル1本を飲みきりで。
プスドールのカイユレ’04はお気に入りの銘柄でこれが最終でしたが、持ち出しのジャドのモレ’99も理にかなったボトルかと。
中盤から久々に単独行動のムッシュと他愛もないながらも男話を。蜜付けの青リンゴやスイーティーのような何か懐かしい味わいの’85のモエは、この味にもう離れられない!そんな方たちとご一緒したい。
今回の最も?のジュヴレ’70、ヴィンテージの希少性からもコストのお利口度からも理解は出来ますが個人的にはブルゴーニュらしくない?でも濃い味わいのネゴシアンのもの、それが解り易いご説明では?後5本ありますな。
〆は何時ものマダムの合流で。やや、ビジネス・トラブルだったようですが癒しにはなりませんでしたか?
シャブリのクラシックな生産者のトップの一人のドーヴィサ、実際にはリストのシャブリはほぼ彼のものばかりで。前回のルイ・ラトゥールの’73のシャブリ同様カルチャーショックは期待通りだったのかな。ブリュレの如き熟成した濃密な香りは未だミネラルの余韻を引きずりながらも、その名の有名なことが理解出来る上質な味わいで。    Sommelier R