Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

閑散と

相変わらずの弱気な体調の変化なのですが、今度は両目が真っ赤に。”兎に噛まれた”などではごまかせようにありませんが、まあおそらく今回も黴菌でしょうか?おまけに喉の調子もイマイチで、微妙にこんな時は乗り切らない気持ちが見え隠れします。
で、中盤以降どうも動きに精彩を欠く現状で昨夜も顕著に
・Chassagne Montrachet Morgeot Clos de la Chapelle’99 Louis Jado
・Cabernet Sauvignon Gran Reserva’88 Valle Hermoso
あまりに暇すぎて先日祇園街のもうひとつのワインバーさんからお持ちになられたこのデュック・ド・マジェンタ。グラス2杯分くらい残されたこのボトルからは、とりあえず飲みたい!そんな応募理由のアルバイトの堀江さんには贅沢なスタートだったのでは?ですが、初日からのラランド’66や先日のルフレーヴなど大きくワインの概念は変わられたのでは?微妙にワインの本を借りて帰るなど興味を持ち始めてくれたのは大きな意味を感じます。
若い23歳のこの感性に問いかける秘薬としてワインは最上のものでしょう。そんな意味で若いソムリエさんがたのお越しがかなり少ないことに残念な感覚もございますが、これは私の人となりの問題点があるからでしょうが。
で、そんな折にお越しは4月からの新婚さん。この不況の現状でムッシュは苦戦されておられるようでしたが、苦言もエールと捉えていただければお気持ちも解からないではないので。
そして時間差は嘗ての部下の寺林さんが。以前は従業員も何人かおりましたがその中でも、こうやって気を掛けてくれる同い年の彼は貴重な存在です。鴨川を越えたあたりのイタリア料理さんになりますかね。オーナーさんは教徒でも随一のワインコレクターとも言われる方で。ま、ラインナップには賛否はありましょうが何しろお宝が眠るセラーとしては機会があれば是非拝ませていただきたいものです。6Lのロマネ・コンティを。
グラスでのラマンチャカベルネ・ソーヴィニヨン’88は、しなやかに優美な姿を見せておりましたが一般にはややパンチに欠けると言うか。ですが流石ソムリエさん、一緒にテイスティングする機会も多かった分ワインへの感性も理解しやすい、心許すソムリエの一人かと。
      Sommelier R.Imamura