Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

極上の白

朝方まで翌日と言いますかその晩の仕込み等をこなす晩は、始発が動き出し。このご時勢に毎晩タクシーさんにお世話になりますと領収書の有無で妻に偶に一言が。
そんな日は、就寝も遅めで中々お昼間にベットを出にくいものですが本日も慌しくジムをこなし。物騒なものでジムのロッカーをバールのようなものでこじ開ける盗難があったようで・・・。年の瀬ですので。
さて、昨夜の後半の素晴らしきワイン達は
・Chambolle Musigny’78 Daniel Moine Hudelot
・Chianti Classici Riserva Ducale’80 Ruffino
・Corton Charlemagne’79 Louis Latour
・Batard Montrachet’69 Leroy
・Chateau Gruaud Larose’43 St Julien
前半から中盤にかけては、鳴かず飛ばずの厳しさが。後半の手前に久々のムッシュがゲストを連れてこられるような。
”香り高いブルゴーニュ”そんな何時ものご指示ではありましたが、’78の村名ながらもシャンボールは流石に素性を感じさせてくれます。お利口なドメーヌのモワン・ユドロは出来る限りの偉大なヴィンテージを。華やかでありながら酸の美しさにこのアペラシオンの人気を物語ります。
呉服関係のムッシュは、実際はキャンティしかのまへんねん!そんなお言葉にも所変わればの1本もよろしいのでは?カジュアルとは言わせない、サンジョベーゼの存在もよろしいのでは。
連日のマダムは、今宵はムッシュを呼び出され。ムッシュにはリベンジだそうのルイ・ラトゥール。個人的にはそこまでの期待を裏切られたことはない、大手メゾンでしたので何時もながら”ね!”そんな素晴らしくミネラリーなエッジを感じさせながらのモカの妖艶なニュアンスを。
で満を持してのご登場のムッシュは、今宵もご接待にて。意外な狭い世界の為かまたもや甘えてしまいました。バタールを。’69は本当に極上のヴィンテージ、何時飲んでも活き活きと溌剌とした味わいを保ち続けておりその奥に豊満なモンラッシェの家系を伝えるべく熟れた桃の如き甘みをも。
〆はボルドーの古酒を。’43は今年も何本か楽しませていただきましたが”ワインの王、王のワイン”も好みは問われるものの実にノスタルジックな儚げな状態に。Sommelier R