Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’06’05’00’99’95’92’86’85

休日は相変わらずですが、晴れのお天気に 運転手は 気持ちよく。懸案の 加湿器も 代品がいただけましたが どうかなあ?ちゃんと稼働してくれれば良いですが・・・・・。
で 先週末の ほんとうにほんとうに 有難い久々のワイン達が
・Gevrey Chambertin’05 Jean Louis Trapet
・Chateau Gruaud Larose’92 St Julien
・Cote Rotie’85 j.Vidal Fleury
・Gevrey Chambertin Les Corvees’86 Gilles Burguet
・Chateau Croque Michotte’00 St Emilion
・Taittinger Comtes de Champagne Blanc de Blancs’99
・Chateau Calon Segur’06 St Estephe
・Chambolle Musigny’95 Daniel Moine Hudelot

前半から 久々のドクターのご夫婦が。何時ものように仲良しの 賑やかな方です。今宵も変わらず ハーフ・ボトル で 3本を。グラス・シャンパーニュは 今回はフィリッポナですが その後は ホワイトアスパラとパルマ産の生ハムに 蟹のトマト・クリームソースのパスタを。
ヴィンテージ’05のジュヴレには 溜息もありますが まま切り替えてで。今回の トラペもまた 非常に上質な造り手だけに ハーフの熟成の速さが ポジティブな 柔らかさを。
’92のグリュオ・ラローズは 以前も飲まれましたが しなやかで やや穏やかすぎるものの パスタとご一緒に 優しいボルドーもよろしいかと。
勢いで 気を良くされたか 牛ほほ肉の赤ワイン煮 まで食されたのは お元気な証拠です!うーん、コート・ロティですが’85の期待ををされましたが パワフルではないのですよね!まま、ハーフの意味合いも ご理解いただければ。実は このロティも 以前にも お飲みいただけているのですが・・・・。まま、ボトルむらも有るので 色々ですが。これに懲りずに。
こちらも 久々のドクターが。今宵は珍しく ドクターを伴われ。プチご接待のような様相ですが このような状況も有難い限りです。
早速ですがテイスティングも兼ねての’86のジル・ビュルゲのジュヴレのコルヴェを。こちらも 期待以上の素晴らしい 味わいが 滋味深く出ており はあ!6本しか取らなかったことに 後悔も。これこそ12本いただくべき お利口ブルゴーニュの逸品ですよ!’86産まれの方には 是非ともお勧めしたい 華やかなピノ・ノワールかと。
フロマージュに 合わせて チョコレートも ワインが進む展開に 2本目はボルドーの こちらもテイスティングに。’00は やはり しっかりとメルローでも 濃密な味わいを表現しており。コルヴァン・ミショットは 地味な存在鴨しれませんが この辺りのヴィンテージに為ると 流石にどのシャトーも 侮れない モダンな味わいに。今宵も そうですね 今話題の内容が 出されましたが 興味深く お伺いさせていただきました。
また、こちらも 東京からのムッシュは半年ぶりでもきかないかな?でした。お連れいただいた ご夫婦も ロックシンガーのような男前の お鮨職人さんでしたが もう お二人と面識がなかったら まず強面すぎて・・・・。
’99のコントは 先日の’98に比べて明らかに 滑らかで 甘みがはっきりと感じられる こくが。ふくよかなシャンパーニュは やはり何時も心癒される。何時もながらの 面白い方々でした 少しお時間が足りず!でしたが 京都の夜を堪能されていれば幸いです。
〆の 団体さんは こちらも ドクターに どうやら ブルゴーニュの ドメーヌの奥様直前の方のようで。ショレイの造り手のようですが これもまたのご縁ですので よろしくお願いいたします。
’06は 強固なスタイルながらも流石の 優良ヴィンテージの味わいが。もう 3級だからと 侮ることなどは一切出来ない 人気のシャトーですが これでももう10年の熟成ですよ。永遠の生命観をも感じさせられる。
〆は ブルゴーニュの 人気のアペラシオンを。この’95は 本当にお値打ちなシャンボールかと。これこその12本の仕入れでしたが そろそろ 枯渇直前です。十分に熟れた果実の 滑らかな甘みと酸の 切れの良さに 深夜でも飲み込める 優しいワインの熟成の素晴らしさかと。
賑やかな 心より感謝の晩でございました。
Sommelier R.Imamura