Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

急遽

本日は久々にお昼間の買出しに。と言っても自宅の食材ではありますが。相変わらず外出は大好きな次男”彩人”くんですが、ちょっと歩くと直ぐに抱っこ攻撃が激しく妻はお買い物では苦労しているでしょう。ですので偶にはミニを出すことになるのです。
まま、店舗でしようする食材も多少は補充も兼ておりますので。
さて、昨夜は深夜の待ち人は来たらず。でしたが12月にもブレーキは存在いたします
・Chateau Couhin Lurton’98 Graves
・Nuits Saint Georges Les Porets’82 Georges Chevillon
・Chateau Coutet’90 Sauternes
ご予約の段階では”ホーム・ページ上のワインの価格等を見ていると、予算が大幅にオーバーで”とのお言葉ながらもご利用いただけるとの旨は何方かのリクエストに応えられたのだろうと。ただ、お名前だけで会社名もご利用の趣旨もおっしゃっていただけなかったので有る意味楽しみにしておりましたが。
最後に遅れてお越しのムッシュは、先日からご利用いただき始めたドクターでした。憎めない感じのドクターですが、おっしゃっていただけていれば!そんな感覚にも襲われるのは、コース仕立てに段取りをほぼ完璧に仕込まれたお料理の内容でした。前回とかなり重複するではないですか。こちら側の都合ながらも可能な限りの変更は急遽、中々大変なもので。まま、事無きを得たのですが。
今宵はボルドーのこなれた熟成感の白から。辛口ながらも膨らみがある、ハーブのニュアンスが楽しいリュルトンさんの愛らしい逸品。
赤は先日の反応もありブルゴーニュの熟成を。チャーミングなイチゴの味わいにシャンピニヨンの深い香りの交じり合う姿がやはり別格の1本を漂わせます。
〆はクーテの’90。これはフロマージュに最高の相性を。時間のかかってしまう貴腐の飲み頃ではありますがバルザックのクーテは早くから楽しめ、また数十年の時を越えても心踊る極上の瞑想的な銘柄かと。
どうやら最大のお楽しみのひとつにこれまたセラーで熟成させられたフロマージュのエポワスとラングルのとろける味わいをご期待されていたようです。お人を選ぶかなりの芳しさではあるのですが、これが無ければ!との方もおられますので。個人的にはラングルが最も美味な気がいたします。
Sommelier R