Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボランジェの赤

本日は月1の税理士さんとのミーティング。今年は法人化など色々とお世話になり、まま中々個人店としては月々のお支払いは大きな出費になりますがいざと言う時に・・・・。
11月の終始も僅かながらの黒い数字が見れましたが、変わらない自転車操業に。またまた、相変わらずのワインの棚だけは順調な上昇を。まあ、12月の後半に大量のワインの消費を期待いたします。
さて、昨夜の週明けの晩は
・Perrier Jouet Belle Epoque’90
・Bollinger La Cote aux Enfants Coteaux Champenois’99
大抵はこの”つぶやき”を書き込ませていただいてる18:00ごろのオープン直後はゆっくりとした時間が。偶々ですが昨夜は、久々のマダムがクリスマスのご予約を兼ねたご来店で。
こちらのマダムは、以前DRCのモンラッシェの’77をお買い上げいただき未だ取り置きさせていただいている方で。出来すぎのような形での今月の25日のご予約は、今年はまだロマネ・コンティを飲み込めていない私にとってもせめてもの白の王様のクリスマス・プレゼント・テイスティングになる予定で。
で続いてお越しの何時ものムッシュは、何を隠そうそのモンラッシェの放出先の方。クレイジーなほどの珠玉の銘柄を持ち込まれる彼は今宵もルフレーヴの少し熟成したプルミエとグラン・クリュを数本。毎度ながら驚きは隠せない情熱には感服いたします。
でこじ付けのようなお礼を兼ねてマダムと供にグラスを傾けたのは、連日のエミール・ガレの’90ハーフ。本当にこれで手持ちは最後の1本を残すのみになります。偉大なヴィンテージの’90はハーフの為せる幾分進みがちの味わいの中に柔らかく繊細な小さな泡を閉じ込めて。
年末にこの銘柄は、欠品へと追いやられるのでは・・・・・。
しばしの中抜けの後にお戻りのなられたムッシュは、優しい1本で今宵の締めを求められました。普段はアルザスやドイツの軽やかな甘みを含んだリースリングなどをご所望ながらも今宵はアルザスのダイスのグリ’01がグラスで伴われましたのでシャンパーニュの赤を。スティル・ワインの黒葡萄を得意とする彼らのこの銘柄は、稀少な銘柄ながらもやはり興味深いものでしょう。やや、若い味わいは否めませんが以前に比べて酸は纏まりを得ており時間の経過をはっきりと感じさせる甘みの凝縮を。R