Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

神様

夏日のような休日は、桧の花粉が未だ終わりきらない私にとっては逆にどっと疲れの貯まってしまう1日に。梅小路公園の桜もおそらく今度の雨で大分散り行く時期とも思われますが。
それにしても素晴らしい空き瓶に囲まれる本日の出勤時のカウンターで。そう言えば今回が初めてです、通常の使用でお飲みいただいた神様のボトルが残されたのは。確実に皆様お持ちになられていたので、まあ記憶に残していただいてはいるでしょうから。
・Bond Melbury’00 
・Chateau Calon Segur’89 St Estephe
・Altenberg de Bergheim Selection de Grains Nobles’94 Marcel Deiss
・Chateau Rauzan Segla’94 Margaux
・Corton Charlemagne’88 Louis Jado
・Pommard Pezerolles’61 Roger Clerget
・Nuits Saint Georges’94 Henri Jayer
お電話は留守電にいただいていたようで、気付かず18:00にお越しにうろたえながらの前半戦でした。ただ、色々で結局こちらが最終のお見送りのゲストに為られましたが。
セギュール・ラヴァーのマダムには、1本目は可能性も込めてハーランの購入葡萄からのボンド。オーパスほどの香りの立ち方は無いものの素性の見えるチョコレート・ソースかと。
やや、進み気味の’89のハート。まあ、それでももう20年か。ただデキャンタージュはこれにやはりエッセンスを。甘みが際立ち。
中抜けされてお戻りでアルザスの特別なノーブル、ダイスのピュアで甘美なハーフを。今宵は久しぶりの再会もカウンターで有られ、幸せでした?
連日のムッシュは、芸妓さん待ちのシャネルを。’94は彼らの所有で確か’00辺りまでかと。柔らかいマルゴーらしさがやっと出始めて。
お越しの為白に変更。白髭の’88は最近一段と安心感のジャドを。ムルソーやモンラッシェよりも酸の出方がシャープに感じられるもののミネラルのバランスはこの丘の特徴かと。
新たな顧客にもなっていただければ、リストを見つめられるお姿にワインへのお気持ちは伝わるものです。’61産まれのマダムと’60のムッシュではお天気も女性に見方を。 続く