Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

二度酔いぐらいかな

本日は朝から長男の運動会で週末の疲れもマックスに値する寝不足に。3着のかけっこはフライングの嵐ではありましたが、まだまだ欲はそれほどでもなさそうです。
さて昨夜は随分飲み込ませていただいたな。そんな感想が真っ先に。中々バリエーションに富みながらもやはりヨーロッパのワインがそのほとんどで。
・Marques de Borba Reserva’97
・Sierra Cantabria Gran Reserva’98 Rioja
・Chateau Calon Segur’61 St Estephe
・Chateau Pichon Laland’91 Pauillac
・Chateau Talbot’93 St Julien
・Cote Rotie Jumelles’83 Paul Jaboulet
平泉からのムッシュは以前の地震のニュースを報道にて知ったときには心配になった記憶が大きく。若干の被害はあられたものの、問題はなかったとのお言葉に安心いたしましたが天災は考えれば考えるほどセラーのことも含めて恐いもので。そんなムッシュの1本目はポルトガルの上質な赤のレゼルバ。中々出会い難いプレミアム・クラスのこの濃密な味わいに順調な出だしに。
2本目はスペインを。この辺りのご旅行の思い出を確かめられるようにリオハながらも伝統的なニュアンスとモダンな味わいを混在させるこの造り手はボルドーのトップ・クラスの熟成にも肩を並べる味わいかと。
いつものムッシュはセギュール・ラヴァーのマダムの為に’61のハーフをお持込に。予想以上に完璧な熟成に’61のポテンシャルの高さをまざまざと。お分けいただいたボトルがございます。如何でしょう?
お次は今宵は若めのボルドーを。’91は今正に飲み頃の女性的なラランド。この辺りになりますとやはり特別なフィネスを放ちます。
DMをご覧になられてのタルボのご所望はありがたく。そんなお電話はとても嬉しいです。
最終はあのドクターが。もう、正直疲れきっておりましたが彼のお越しは個人的にも楽しい瞬間で。気持ちを切り替えたジャブレのコート・ロティ’83は野生的でムスクの香りが妖艶な甘い液体で。当然のように甘えてしまう今宵2本目のシガーの紫煙パヴァロッティの歌声と共に。

               Sommelier R.Imamura