Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

澱酔

毎日が二日酔いのようなものですが、と言えば言いすぎでしょうが昨夜は随分。何せスタートが18:00からで中々の長丁場に。
と言うのも昨夜は久々にお食事にお誘いいただき辰巳神社の袂に位置するフレンチのサルモンドールさんへ。こちらは以前、天橋立の千歳さんへご一緒させていただいたムッシュに今回も。
まあ、それにしてもお連れのマダム共々にお強い方で対等に挑んだ私が間違っておりました。ちなみにワインは以前千歳さんでいただいたお食事を彷彿させるサロンの’96からでこちらは千歳のオーナーさんからの贅沢すぎるウェルカム・シャンパーニュで。ですので今回のご予算としては随分余裕が出来ましたのですが、実際にはこちらでのブルゴーニュは熟成したものとしてはやはりルモワスネになってしまう現実も。
白は彼のポサンジェの’73を赤はシャンボール・ミュジニの’69を。評判以上に流石にお料理も美味しく白の相性が良く、また偉大な’69はまたもや早く感じられてしまう。徐々に真価は発揮しておりましたが。
で苦手ではあるのですが、お供でお越しのマダムのお店へと10分足らずではありましたがウイスキーが先のマールと合わさり止めに。
結局、21:00からの開店は仮眠の為に大幅に遅れてしまいましたがお越しのゲストには非常に申し訳無く。
・Chateau Cantemerle’86 Haut Medoc
・Nuits Saint George’55 Faiveley
何とか何とかのオープンではありましたが、後半の一時的な満席は結果的には。
普段からのグラスのみのムッシュも、今宵はワイン好きのお供を伴われていたようでハーフでカントメルル’86を。落ち着いた味わいと華やかな香りに普段とは異なるお話も展開されておりましたが。
舞妓さんを3人も伴われたムッシュを尻目に若い4人組の男性陣は、リストを食い入るように。結局、経験と言う意味にかけて’55のフェヴレイを。蓋を開ければ某飲料メーカーさんの皆様でしたが、共感が多いに。若い皆様の今の経験は将来に大きく。
コルクはすみません、スルリとボトルに落ちていき。リフターで取り上げてからのテイスティングは今回はノンリコルクでありながらも、予想通りの熟成香を放ちながらも活き活きと。50年以上の時を越えてトリュフやモリーユのブーケをいっぱいに。
またまた、次回は是非皆様女性も伴われて。 R