Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュ

流石に土曜日は油断してはいけない反省の晩でした。ですので金曜の”つぶやき”は日曜日ではありますが朝から書き込んでおります。極上のワインの余韻に浸りながら。
さて、金曜日を断片的に思い出しながら。
・Pommard’78 R.Clerget
・Chambolle Musigny’73 Claude Girard
悪気はないのでしょうが、前半の動きの鈍い私のお店の状況に心配をしていただいてるのはわかるのですが・・・・・・。表現の仕方で、まあ私がひねくれた性格なのも問題はございますが。ただ、やはり何方がどんなワインを楽しまれるかで状況は一変する店舗かと。
中盤からの動きではありましたが、やはり今月の特集のブルゴーニュは値ごろ感のあるオールドは軒並み。今宵も2本が欠品シールを貼られることに。
何時ものムッシュは、今宵はブルゴーニュ・ラヴァーを。後から言われたのですが”あのソムリエはあんなにしゃべる人だったかな”とのお連れの方からの。確かにその時のタイミングや相性で、多少お相手不足な場合もございましょう。まあ、シガー1本ぶら下げられたら饒舌にもなりますが・・・・・。
ブラインドの’78ももう彼には当たり前のようになってしまい、’70年代だろ!と手の内は読まれておりましたが流石のヴィンテージの個性が出る凛とした美しい果実味と綺麗な熟成香に紫煙は邪魔でした?
後半のこちらもいつものムッシュ、失礼ながらも’73のヴィンテージ・キャラクターをまざまざと。
村名ながらもシャンボールは、彼らのお好みのアペラシオンだけに期待も大きく。ただ、香りはひねておりますね。微妙なくらいあのイメージ通りのひね香がトップ・ノーズを支配しており、テイスティング時にはお伝えしながらただ、徐々にこれが僅かながらも薔薇の萎れた香りに変化していく様がブルゴーニュのノスタルジーでしょう。36歳を目前と控えておりますが・・・・・。
最後の最後はやや愚痴りたいことも。お料理の苦言はお受けするおっしゃられることも、ただこんな時期こそ単純な快楽的なことは辛抱ください。大切な顧客と言うか友人とも思うムッシュには今しばらくおとなしくしていただいてこんな時代ですから乗り切ってください、でないと兼ね合いのある人間達の気持ちが無駄になりますので。祇園街で私を連れまわす際はご注意を。失礼いたしました。 Sommelier R