Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

連休明け

本日も区役所での用事がございましたので道すがらジムにも寄り昨夜のワインを少し発汗し。爽やかな季節に一年を通して最もすごし易さを感じます。
とは言いながらも今月は余分なお休みもいただき営業的には苦戦を。先月の数字が良かっただけに今月は何とか乗り越えそうですが、来月のお支払い等の恐怖を。合わせて秋のワインの大量納品がもう目に見えております。セラーの事情もございますが、何よりも資金繰りが・・・・。何処でも同じ悩みは有られるでしょうが。
さて、連休明けの久々のグラン・ヴァンは
・Chateau L’Hermitage’99 St Emilion
・Chateau Rauzan Segla’94 Margaux
・Nuits St Georges Les Vaucrains’85 Christian Confuron
相変わらず長期休業の後は、本当にゲストの皆様がお越しいただけるのか心配を致します。今回は意外な感じではありましたが、冷やかしのような前半のゲストが数組。本番はやはり中盤以降で。
明日からハワイへのお仕事?のご予定のムッシュはかなりご無沙汰で。シャトー・レルミタージュ、サンテミリオンのシャトー・マトラが合わせて造るグラン・クリュで、このシャトーの業者さんの価格のばらつきには何時もながら驚かされます。個人的にはしなやかながらもしっかりとした骨格に素性の良さを感じさせられますが、あまりにも高額な提示には驚かされることも。
先日のサロン’82の印象も強い中のマダムでしたが、今宵はシャネル所有時の’94を。久々のボルドーを立て続けに開けられ、これはこれで意味が有る事。そんな思いも持ちながら貴婦人のように穏やかながらもここからのセグラの品質向上の物語が見えてきます。
〆はやはりこのお二人で。今宵はマダムがかなり酔われておられ、お帰り際には要注意ではありましたがそれでもブルゴーニュを1本飲まれる辺りにバイタリティを。随分、手持ちにあったコンフロンのヴォークランの熟成はこれで最終で。個性と言う意味ではやや穏やかながらも華やかさの中に秘める力の感じられるニュイ・サン・ジョルジュの持ち味かと。
さあ、週末。と言う感じの金・土であればいいのですが・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura