Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

大変ですよ、ほんとに

素晴らしいワインも状況によっては残念な結果を招くことにも。まあ、ワインが悪い訳ではないのですが・・・・・。
・Chateau d’Armailhac’94 Pauillac
・Chateau Lanessan’92 Haut Medoc
・Franchiacorta’89 Ca del Bosco
随分なご無沙汰にお忙しくされているのだろうとこちらの方などは信じられ。私などはまだまだでしょうが、この方のようなお考えがソムリエを擁護されるものだと思わせてくれます。まあ、気難しい方ですが満遍なく京都のソムリエのお店をご利用になられ。
最近はブルゴーニュにも目を向けられますが、この方にはやはりボルドーのこなれた格付けの落ち着いたヴィンテージを。そろそろ前回のインデントの大量に入荷したボルドー・ワインを吐き出しきるころですので、上手いこと昨日10ケースほどのインデント・ワインが届きました。現実的で且つ美味しく楽しめる銘柄がほとんどかと。まさしくそんなダルマイヤック’94は開けたてでは幾分気難しさを感じさせながらも添えられたこちらも熟成したフロマージュに絶妙なマリアージュを。個人的にも最愛のラングルと共にとろけるような甘みに。
深夜のお二人は、楽しまれながらもしばしば核心に迫るお話に至る事がしばしば。昨夜はマダムの心に決められたことも有ったのでしょうか?引かれる事も全く、普段とは異なり。
青さを感じさせる部分もありながらも艶やかなスグリのアロマを漂わす柔らかいラネッサン。2本目はイタリアのロンバルディアの赤、実は発注はフランチャコルタでしたのでスプマンテをイメージしておりました。届いたワインは如何見てもロッソ。まあ、いいか。そういえばフランチャコルタにはDOCとしての赤も有りましたか。’89の熟成はカベルネ・フラン、バルバーラ、ネッビオーロメルローと言う4種のぶどうを巧みに?ブレンドし繊細さは出しておりましたが。白やスプマンテのイメージの強いカ・デルボスコ社の稀少なヴィンテージの赤は残念ながら意外な方向に今宵のお二人を。結局、最終はムッシュはお一人でふらふらに立たれ。何時も以上に酔われお近くのバーまでもう一軒行かれると。マダムは心配されながらも今宵の修復は不可能で。何とか先方のバー・テンダーさんとの連携プレーで乗り切った感ですが。こうやってまた、しばし間が開かれていく。R