先週末の土曜日を振り返り。金曜ほどの賑やかさはなかったものの、7月はそれなりにメリハリのある時間を過ごせているような。
・Charmes Chambertin’88 Camus
・Chateau Olivier’02 Graves
・Chambolle Musigny’93 Christian Clerget
・Lancaster Reserve’96 Alexander Valley
横浜からのご新規のゲストはリストをしっかりと吟味され。かなり以前に出版された雑誌からのお選びの私どもでしたが、最近ネットの検索など今後の営業に関して考えさせられる現実を感じております。何より”京都ワインバー”の検索の上位に推される店舗のホーム・ページの意味合いを。ただ、他社さんのページを作成されておられる方が私の顧客というのも皮肉ですし将来的に私からもお願いできる金銭的な体力を養いたく。
さて、カミュは熟成させてあげれば若いときの表現力不足を随分と見違えさせてくれるもので。グラン・クリュの中ではややチャーミングながらも実際はややネガティブなセールス・トークからせざるを負えなかった私に力不足も。ただ、価格を考えてこの1本を愛でながら飲まれる方には十分なブルゴーニュの稀少な古酒かと。
体調を崩されるのは、残念ですがお休みの日は無理もされるものかと。後半のボルドーの白ワインは秘薬には為ってくれなかったようですが、お利口な辛口のなかに酸が主張する夏の癒し系かと。マダムへの’82のストックは増えてはおられますが、ここのところの大きなライバルに意気消沈も見かけられ。
終わり掛けの7名様は土曜の〆には嬉しく。どうも失礼ながらこちらのエージェントさんからのワインには、個人的にはっきりと好みが分かれてしまうのですがこのシャンボールはお買い得かと。このアペラシオンの飲み頃を惑わす酸の硬さを綺麗に抑えてくれ大輪まではいかないものの小さな薔薇の華をイメージさせる香りの可愛らしさに。
流れ的にはヴィンテージが逆ですが、味わいには最適なカリフォルニアの熟成。ランカスターは購入後やはりヘビー・ローテーションに為りますな。まだまだ、残りを見つけたくしなやかなフィネス溢れるニュー・ワールド。
Sommelier R.Imamura