Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

11月は

早いもので今年も残すところ2月に。予想外の後半の展開ではありますが、素晴らしいワインの美味しき季節かと。特に本日から急な冷え込み、ワイン・シーズン到来であれば・・・・。
先週末の土曜日を振り返り
・Chateau Palmer’86 Margaux
・Gevrey Chambertin Champerrier’96 Louis Jado
・Chambolle Musigny’96 Christian Conferon
・Bourgogne Pinot Noir’90 Leroy
・Morey Saint Denis’98 Dujac
10月の最終日、結果的にはやはり芳しく無い結果に終わってしまったこの月ではありましたが久々にゲストの皆様の動きが有ったことに前向きな気持ちを。
前半から土曜なのですが、お休みを取られていたママさんが。お連れのムッシュに是非ともの変化の顕著なワインを!とのことでしたが、おっしゃられる意図は中々難しくまずはグラスでお試しをお勧めし。
最終的にはやはり上質なハーフをお求めになられましたが、小さいボトルながらも流石のパルメの’86で。明らかに熟成も感じさせながらもデキャンタージュ後の一度開きながらタンニンの質を充実させ後半には柔らかく甘く優美な姿に変化していく様には感じていただけたでしょうか。
学会にてお越しの東京からのドクターは、今週2度目のご利用で。やはりブルゴーニュ、今宵は2本になりましたがジャドのシャンペリエ’96にシャンボールの’93を。この3年の差は酸の当たりに、かなり影響を。アペラシオンと造り手の違いも当然ですが、’96はやはりまだ幾分強固でありシリアスな印象も。そんな意味でもグラスでも対応される’93は贅沢な1本で。
新潟からのマダムをお連れになられた、ムッシュは最近は”どうも最上のワインを飲む気分には成れず”そんな表現をなされましたが、確かに以前に比べれば・・・。ではありますが、このルロワの’90は侮れない1本かと。ヴィンテージの意味合いもありますが、選ぶ人間が変わるとワインの味わいもここまでのたっぷりの果実味に纏まりが。
ただ、若いながらも〆のハーフは意味合いが異なる極上の。落ち着いたヴィンテージはもう手が出し難しい彼の特徴は当然ながらの優雅でセクシーなピノノワール。村名ながらも侮れない。   Sommelier R