寂しさも紛らわすかのような、極上のワインの数々に実は潰れてしまい。後半はお恥ずかしながら・・・・・。
・Clos de Vougeot’88 Meo Camuzet
・Cote Rotie La Landonne’92 E.Guigal
・Chateau d’Yquem’81 Lur Saluces
・Chateauneuf du Pape’88 Chateau de Beaucastel
ご家族ではかなり久しぶりのご利用で。3歳になられたお譲は、愛らしく。1歳半ぐらいかな?厨房内まで歩きまわっていた姿から、少ししっかりとした姿に人間味を。女の子はいいですな、内の怪獣二人に比べれば大きな違いを。
実際はこの4本を私とムッシュの二人で飲み込みまして。しかもこの感にシガーをお互いに3本づつ。ましてやどれも最上のチャーチル・サイズのみにて。稀少なオーパスXまで使ってしまい、禁じられたロバイナも。
カミュゼのクロ・ヴジョ、’88は硬さは残るもののやはり素晴らしい貴族的な香りを。ここから始まる饗宴を知らずに。
ローヌ好きの私に合わせていただける今宵もランドンヌの柔らかくエレガントなシラーに誘惑されながらもムッシュには先の’88の存在の為にややタンニンの荒さを。特別なキュヴェですが、逆に落ち着いたヴィンテージが好印象を齎していた1本かと。
中休みだったのでしょうか?シガーの紫煙にもおされ甘美なイケムを。もうこの時点でゆっくりしたい!と言う欲望もお許しいただける状況ではありましたが、私共にとってはハーフ・ボトルのソーテルヌは一瞬のお楽しみでした。
まさかのボーカステルは、こちらも’88で何れにしてもどのワインも私のリストの中でさえ特別な存在ばかり。久々のリスト荒らしに未だにこんな飲みかたをされておられるムッシュは変わられない色々な意味でお強いかたかと。実は今宵最もパワフルな1本がこの最後のボーカステルで。想定はしておりましたが後5年待ちたいと言う気持ちに駆られる’80年代後半のワインは沢山ある気が。
ですが、極上の時間を過ごさせていただいたことには何ら変わりなく。散乱するソムリエ・シリーズのグラスを見つめながら・・・・。
Sommelier R.Imamura