何とも意外なもので忙しくなる晩は皆様のご来店も集中する、動きの感じられる火曜日でした。
・Lynsolence’98 St Emilion
・Eclipse’06 Noon Winery
・Charmes Chambertin’88 Camus
・Les Fiefs de Lagrange’88 St Julien
・Lancaster Reserve’96 Alexander Valley
・Vieux Chateau Certin’83 Pomerol
涼しげな祇園街のお姉さんの久々のご利用に今回素晴らしくお値打ちなオファーをいただいたサンテミリオンの偉大なヴィンテージ’98のリンソランス。まあ、確かにこのところこちらの造り手の露出はあまり見受けられなくなりましたが嘗てのイメージからも今回は複数本を。ほろ苦い味わいの中にメルローの上質な甘みを奥に隠している感じかと。
神戸から開業を経てこられたドクターは、律儀にも。今宵パワフルなワインのご所望にはオーストラリアのパーカーの香りを感じさせるヌーンのものを。個人的にも初めてのテイスティングでしたが、流石らしさをひしひしと。ダーク・チェリーの溢れんばかりの果実味にシルキーなタンニンは正しく。
今宵は晩御飯でしたか、’88を揃えてブルゴーニュとボルドーを。特級畑ではありますが造り手はそこそこ。セカンド・クラスではありますが波に乗る時期にいたシャトー。興味深いテイスティングでしたが、お好みはブルゴーニュだったようで。私は珍しくボルドーだったような。まだ、酒量が足りていなかったのかも。
本当に素晴らしい出席率に感謝はしすぎても足りないほど。このランカスターも今回のお上手なお買い物が。以前も使用したこのワインですが、一段と甘みを増す極上なドライ・フルーツの姿に纏め買いにも安心を。甘すぎるとのコメントには・・・・。
ポムロールで一番好きで思いでも多いシャトーはやはりここかも。これはまた今宵のワイン達とは異なる熟成のピークに達した誘惑的な甘みを。ゆっくり過ごされたムッシュもはっきりと感じられる角の取れた素晴らしいボルドーに今宵は久々に見直す瞬間が端々に。
Sommelier R.Imamura