Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’99’98

本日のお昼間もジムに。散歩に行きたい愛犬のはなちゃんの切なそうな瞳が可哀そうですが、彼女は遂にダイニングと1Fの廊下の行き来だけではなく2Fまでの階段の上り下りもマスターして。ただ、どうやら降りるのが ややお尻がつかえてしまい 爪が滑ってしまうようなので対策を考えてあげないと。でも2Fで、そそうは辞めて欲しいな・・・・・。
で昨夜の久々のローヌは
・Chateau Reynon Vieilles Vignes’99
・Chateauneuf du Pape’98 Chateau de Beaucastel

中盤から先日の税理士さんのマダムが。今宵は同業者の目上の方を伴われてでしたが、女性なりの色々なことが大変そうなのは聞いておりましたので。どちらにしても血液検査を控えた前夜はもうワインなんかは飲んではいけないのでは?
すっきりとしたソーヴィニヨン・ブランボルドーの白。’99の幾分熟成感も合わさり、軽やかさだけではないミネラルと骨格を感じさせます。この季節には、のど越しに プラス 味わいの深さも僕のカウンターでは必要でしょうから。
今宵は何時もの男性とは異なる方をご紹介いただけ有難うございます。それに伴い しかりとリストも眺めていただけこの季節感からは やや外れますが久々のローヌを。
お選びいただいたのは、ペール・パプのヌフだったのですが 失念いたしてしまい。そんな中で、もう仕方がないこちらの手違いなのでおそらくは現状では原価くらいのご提示になったかもしれませんが シャトーヌフの代表的な生産者のボーカステルの同じヴィンテージならば。
ただ、個人的にはやや硬さが残るだろうと想像しておりましたが これが非常にしなやかで 飲み頃の香りを華やかに振り撒いており。13種の葡萄品種を巧みに栽培・ブレンドするこの数少ない造り手でしょうが若い頃は非常に硬く 粗野な感じのワインだったかと。16年ほどの熟成で、これほどまでに綺麗な淑女に成長しているとは思いませんでしたが これがここ近年のこの造り手の価格の上昇にも繋がっているのでしょう。
ちなみに、こちらのムッシュメドックのローザン・セグラとサンテミリヨンのカノンを所有するあの会社の日本法人の代表者さんだったそうで。勿論、この手の話題には少なからずの引き出しがありますので しばしば興味深い話題と僅かな信頼はいただけたようで。

            Sommelier R.Imamura