結果的には月初めの週末は、それなりの忙しさに。前半の穏やかな状況はそれ以降への復旋のように。
・Pol Roger Brut’90
・Chateau Pontet Canet’82 Pauillac
・Clos du Clocher’82 Pomerol
・Barolo’96 Aldo Conterno
・Coteaux Champenois La Cote aux Enfants’99 Bollinger
・Rioja Gran Reserva’98 Sierra Cantabria
いつもながらのご利用はおそらくここ数年の最大の功労者かと。体調もしばしの不調を乗り越えたようで今宵もさすがの3本で。
シャンパーニュの高騰も抑えられないようで特にこのヴィンテージ’90などは将来的にもきっと稀少な銘柄に推されるかと。幾分、若さを感じさせながらも中盤からの伸びがこの造り手らしく洗練された纏まりを。
今宵は’82のマダムで。手強いヴィンテージであるのは正直。ブルゴーニュの手持ちは、他の’82のマダムもおられのきなみ・・・。ボルドーにいたっても実際は幾分、お勉強させていただきながら格的にはやや下位のシャトーがやっとなのが本音です。ただ、引き下がれないのも心情ですので右岸と左岸から通好みのシャトーを2本。ポンテ・カネはデキャンタージュ後の開き具合がてき面でマダムの”苦くない赤ワイン”と言う表現が理解でき。ポムロールはメルローのしなやかさが十分に贅沢な比較ですが葡萄品種のキャラクターがはっきりと見て取れる2本だったのでは?どうやらクロ・ド・クロシェの方が人気で。
大人数のムッシュはバローロとアイス・ワインを。女性が含まれると必ずと言っていいほどカナダの甘口を嗜まれ。また今宵はボルドーではなくイタリアから。アルド・コンテルノは先日の’96リゼルバ同様ブルゴーニュ・タッチの伸びやかでアロマティックなスミレ香を。少し熟成した’99のアイス・ワインも興味深いですが。
今宵、感心した1本のボランジェの赤。もうブルゴーニュとなんら変わらない上質なグラン・クリュを楽しんだような。まだ後半にタンニンの角は’99なので仕方ないですが柔らかい酸に彼等らしいピノ・ノワールのヴォリュームかんがどっしりと。決してお安くはないですが後2本だけ、お勧めです。
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