Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

あれ?ボルドー

週末の土曜日のお天気が芳しくない日中は、我が子の兄弟はやはり騒がしく。どこまで手を出せば良いのか、判断には迷いもございますが最終的には妻の考えに大筋は。
で昨夜のワイン達は
・Chateau Bellegrave’99 Pomerol
・Chateau Vieux Porret’99 St Emilion
・Les Fiefs de Lagrange’97 St Julien
あれ?何時もと様相が・・・・。そんな印象ではございましたが、やはり比較的しっかり目のワインをお好みの方々に熟成したブルゴーニュはお勧めなど出来ません。
ミシュランさんに合わせるように食べログさんの書籍も発売され、こちらは世界感は大分異なりますが兼ね合いも有ってか掲載をお受けし。中々、こちらの意図とは裏腹ではありますがこんなご時勢ですので。
相変わらずの前半は、男性陣に占拠されるような形でのカウンターでしたがポムロールのベルグラーヴ。正直、今宵は情報収集としてはお恥ずかしながらもやはりパーカーさんの”ボルドー”には重宝いたします。意外な形での細かい資料が載せられておりましたが、やはりいつまでもお勉強は必要で。
セカンドを入れても年間5万本のこの中サイズのシャトーは評価も同じく、清潔で果実味に富んだ大衆受けするワインだと。確かに。
これがまた、正直に言うと価格合わせの為に。そんな表現は失礼なくらい、しかも情報も拾えないくらいのこのサンテミリオンのこのシャトーながら、個人的には中々の好みの熟成を。目から鱗とは言い過ぎかもしれませんが、クラシックなメルローの中に10年の時にしては、やや進んでいる酸化のニュアンスに心躍るフェチを唸らす1本で。
紅葉の季節の前に京都では学会シーズンのようで。今宵も宮崎からも。グラスとボトルを併用するラグランジュのセカンド、奇しくも今宵のドクターの開業されたヴィンテージのようですがご自宅には1000本のストックが有られるそうで。宮崎のあの有名な酒屋さん兼レストランさんで後日ラターシュ’28などのワイン会があるそうでそれも興味深くですが、やはりおられるもので。
セカンドながらもこの頃からラグランジュは、やや難しい’97ですら中々のバランスとインパクトをしっかりと。今正に一般的には飲み頃なのでしょう、ビターな味わいの中にカシスの芳香が漂います。
   Sommelier R