Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

カリフォルニア

どうも三連休が見える週末は、努力不足が身にしみる現状です。幸先良いゲストにも続かない寂しき週末の金曜日でした。
・Rudd Jericho Canyon Vineyard’99
・Ravenswood Chardonnay Sangiacomo’05
パーカーさんの評価は、カリフォルニアの新しい造り手達にとっては造り手はもちろん、ソムリエにもひとつの情報源に。’98ヴィンテージがファースト・リリースのこのワインもいきなり95点が献上され”はく”が付いたのは間違えなく。まだまだ、拾えていない情報も沢山有る中でやはりお酒屋さんのお勧めに改めて資料をひらくのも勉強になるもので。
ただ、どうしてもこのパワフルなワイン達にテイスティング時には感心をさせられながらも「まあ、いいや」と気軽に抜栓をしてしまう辺りに愛情が無いわけではないもののシャンパーニュ・オールドやブルゴーニュ、ローヌそしてガヤなどとは少し温度差は個人的には・・・・。(幾分、コスト計算も乱雑にしているあたりが)ただ、ゲストにはお買い得な1本にはなるでしょうが。思いっきり外交的で薄いなんて絶対に言わせない、香水を少し付けすぎたあの方の面影も。面白いことにこのスタイルは、裏腹にもビジネスとしては避けて通れない重要な位置づけを。
白も中々なのです。ジンファンデルをイメージさせるこの造り手も酸のニュアンスがやや欠けてはいるものの、お勧めに値する豊満さを。もう時期、開業される鰻割烹のお店にワインのお手伝いを少しさせていただいているのですがこちらを宛がう形に。もちろんお味が最優先ながらもビジネスも含めてコストは重要で。有りえないほどお利口な価格の特値でいただけたこのシャルドネは、肝心のオーナーさんには色々と。ただ、他の方にはそれなりに。まあ、重要なのはご利用されるお客様方の反応を確かめてからでも遅くはないかと。個人的にもお渡しする7アイテムのワインは全て私自身も店舗でグラス等で扱わせていただいておりますので、結構自信はあるのですが。
どちらにしても兼ね合いが有るお店は増えるのは楽しみで。

          Sommelier R.Imamura