Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お好みではない?

土曜日らしく中盤からが本番といった感じで。今宵は最終的には結局酔ってしまいながらも昨日ほどでは・・・・・・。
・Chateau Rauzan Gassies’67 Margaux
・Les Forts de Latour’99 Pauillac
・Corton’86 Bonneau du Martray
産まれ年のヴィンテージ’67を一度。とご依頼のアイテムはネガティブさとポジティブさの混在したワイン。マダムのパワフル・タイプのお好みにはどだい40年の熟成では応えは出し難く。ご理解はいただけつつもコースのお料理の一品目にはボトルが空いてしまいました。その後のグラス・ワインにやはり軍配は上がりましたが、それも仕方がないでしょう。それでもこのシャトーの蔵出しリコルクは辛うじて。現実的にはオリジナル・ボトルは扱い難いシャトーでしょう。8月は何かリベンジを。
連日のご利用のムッシュには、男性3名に理解が出来るレフォールド。ヴィンテージも’99ならプライスの面でも。力強く優雅なアロマはラトゥールを見まがうクオリティで文句の付けようがなく。菩提樹八角のオリエンタルでありながら麝香などの妖艶さも兼ね備えるこのセカンド・クラスはもはや二番手には据え置けない品質に。ご接待も今宵は大変そうでした、無事ご帰還されたことを祈ります。
仲良しのマダムお二人は、相変わらず一際祇園街でも目立つ美貌ながらも最後は酔われ別々のタクシーで。今宵はブルゴーニュを。コルトン・シャルルマーニュの特別な造り手マルトレイ。赤に於いてもこのあたりのヴィンテージならば興味深く。全体的にはややずんぐりとしたスタイルながらも、そこはグラン・クリュ深遠なアロマと濃密な果実の味わいにこれもまたピノノワールの洗練されたスタイルが見える上質で。こちらも無事ご自宅へと着かれたことを・・・・・・・・。
今宵は残念ながら千葉からのドクターの急なお仕事の為キャンセルが。おそらくこのムッシュが予定通りご来店されていたら私は潰されていたでしょう。

               Sommelier R.Imamura