Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ガヤと最北のブルゴーニュ

昨夜は週末らしさが前半には全く。終盤に動きがはっきりとありましたが時すでにではございました。ただ、やはりご常連さんの動きが私共を支えていただけていることがはっきりと。
・Marsannay’00 Meo Camuzet
・Fixin’83 Leroy
・Gaia & Rey Chardonnay’01 Gaja
・Barolo Sperss’91 Gaja
今宵はブルゴーニュ最北のエリアの2本とハーフ・ボトルのガヤが2本。
お一人でもやはりボトルにてお付き合いさせていただけるムッシュは、お任せいただけるのがお互いにとって。特別とリベンジを兼ねるドメーヌ、メオ・カミュゼ。リストには本当に在庫が無く、人気も頷ける造り手。マルサネとは、幾分節度を欠く感もございますが’00なら興味も湧くはず。実際こなれて来ているこの冷涼なアペラシオンなど微塵も感じさせないジュヴレの面影が遷ろうマンゴスチンのような甘酸っぱさを。
千葉からのドクターは、久しぶりに。今宵もボランジェからこのフィクサン。そしてガイヤ・レイを。奇遇なものでこのフィクサンにも思い出が。ルロワと言う造り手、もちろんネゴシアンのラインですがとても興味深く懐かしい出会いでした。ある酒屋さんで青龍に急かされながらも感慨深く手に取ったこの’83は依然、良好に深い甘みを蓄えておりこれまた、このアペラシオンのイメージを変えてくれる1本では。ただ、人間とはかくも悲しきもので彼のシャルドネに振り回されてしまう結果だったのでは?’01でも中身の厚い上質なバター・スコッチをも連想させるアンジェロの白はまるでコルトン・シャルルマーニをも髣髴と。もちろん熟成した。
そしてお隣では、彼の赤を。完全にお任せでこのクラスをお持ちするソムリエもどおかと思いますが、ありがたき誉れかと。当然、スミレに鼻腔は覆われるのですがガイヤ・レイのムッシュの依然お試しいただけたバルバレスコ’90の思い出が鮮明に、個人的には少し言い訳でしたが彼自身はそんな印象など無かったようで。それにしても、紅白そろい踏みのガヤとは贅沢な・・・・・・・。酔った。そして、また3:00すぎからご常連が・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura