Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

新年の極上は

本日のお昼も昨日に続いてジムに。平日会員の僕は、まだまだ1月はジムに関しては変動的な感じで落ち着かず。お正月の溜まり溜まった脂肪とアルコールを汗に流して。
また、自宅近辺のお稲荷さんの初詣のお人の数もやはり落ち着きが見え始め。そろそろ皆さんも普段の生活に戻り始めて。
で昨夜の新年のワインは
・Pavillon Blanc du Chateau Margaux’81
・Corton’73 Bonneau du Martray
・Chateau Haut Brion’67 Graves
何処となく落ち着かないスタートを切りましたが、ゲストのお越しは本当にほっとさせられ。新年最初のゲストは関東からの研究者のムッシュ、年に数回のご利用ですが新年早々の学会とは大変でもありまた十分に楽しまれたかと。
珍しく白を!とのことでしたのですが、何時もよりご予算も新年らしく有難いご提示でしたのでブルゴーニュの禿山関係かな?と思っておりましたが結果はボルドーで。どうやら静岡の学会でひょんなことから発掘された’80年代のルロワのものを随分リーズナブルにお楽しみになられたようで。
驚くほど完璧な状態のマルゴーの白亜の城の’81は、やはり優雅な味わいで。
ですがここからは落ち着かない展開に。
今年も変わられない豪快なお人柄のムッシュは、何時も通りの飲みっぷりで。伴われたマダムにはDRC以外のサンヴィヴァンをご所望いただきましたが、年末に使用したロベール・アルヌー’76の為に手持ちはお恥ずかしながらDRCの’89’81しか持っておりませんでした。
やはりリストには、他のドメーヌも必要ですね。ルイ・ラトゥールのキャトル・ジュルノーやルロワなんかも・・・・・。
でこちらも珍しいマルトレイの赤のコルトンを。’73の熟れに熟れた味わいは繊細に喉を攻めてくるタイプ。サンヴィヴァンとは、コシの部分が異なるでしょうがここまで来るとその違いはお解りかな?
〆はひょんなことから言ってしまわれた”オーブリオンなんかも飲みたい!”の一言から。今月の特集でご準備していたのですね、タイミング良く。しかもエチケットが欠損されていたので、扱い易い価格の五大シャトーで。かなり浸透はしていたコルクではありますが、おそらくはリコルクは施されていたのでは?こちらも素晴らしく状態の良いボトルでヴィンテージをお伝えしていなかったのですが、皆さんまま’80年代がいいところのコメントしか・・・・・・。
ほろ苦さよりもパワフルさとスムーズなタンニンが印象的だった久々のオー・ブリオン。こんなボトルならエチケットの欠損など全く意に介しません!もっともっと購入しておくべきだったかな。

                   Sommelier R.Imamura