Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボルドーの

先日いただいた北海道のお土産が、今売り切れの続くあのキャラメルで。店舗の冷蔵庫の中で忘れており本日はジムの帰りに遠回りをして。
意外に長男は甘すぎて!と思ったほど手を出さず。代わりに次男が随分飲み込んでおりましたが。なんとも柔らかい口解けに人気の理由も見えて。
さて、昨夜はゆっくりながらもお取り置きのご入金とボルドーのグラン・ヴァンの流れで楽観的な気分にも錯覚してしまう晩で。
・Chateau Lynch Bages’81 Pauillac
・Chateau Calon Segur’81 St Estephe
・Chateau Les Ormes de Pez’94 St Estephe
今宵は待ち合わせでの待機がボトル2本へと。基本ボルドーでお好みにオーパス・ワンが含まれるマダムは、今宵もセイフティーな2銘柄を。
この2つのシャトーでしたらよほど熟成のピークを転げ落ちていない限りは毎度高い評価がいただけるので、いつも安心感が。幾分新たなチャレンジを怠けてしまっているような気もいたしますが。
偶然でしょうが?結果的にどちらも’81ヴィンテージになったことと、後ほど待ちぼうけの原因のムッシュと面識のあられるMRさんがお一人で。何度も彼らは偶然が起こることがあり、今宵もご本人同士ではないものの何か惹かれあう運命のような・・・。
グラス1杯づつながらも先のムッシュにもお手伝いいただき、マダムがまあグラス1.5杯づつぐらいかな?ですのでまあ2本中半分以上はお恥ずかしながら私が。
5級と3級の人気のシャトーは、ポイヤックの芳醇な甘みへと熟成の極みを感じさせサンテステフのより強固なタンニンは未だ酸に完全には溶け込んでおらずラベルの愛らしさとは裏腹な気難しさも。ただ、何れにしても上質なボルドーの貴族的な香りに包まれる贅沢な時間で。
深夜も何ともダラダラと流れる時間が12月らしいでしたがいつものドクターは珍しく綺麗どころを伴われておらず部下の方と。これまたボルドーのリクエストに先日の’70も記憶に新しいレゾルム・ド・ペズ。’94は当然マッチョなスタイルながらも酒豪なお二人には、今宵の〆としては十分すぎるくらいの良く出来たクリュ・ブルジョワで。

           Sommelier R.Imamura