Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

傷もの

携帯電話のメールに青龍が、額をひと針縫う怪我をしたとの内容がございましたが着信は21:00ごろで気づいたのは朝がた4:00と言う何とも情けない父親で。坂道をラジオフライヤーのような玩具で突っ込んだらしく、彼の性格が現れる事件ではあったようですが・・・・・・・。
さて、少しだけ動きもあった昨夜でした。平泉からのゲストはおタバコの煙を極端に嫌われ、オープン直後からのご利用でしたが結局貸し切りの状態でしたので事無きを。
・Blend1’02 Kracher
オーストリアでの思い出が随分あられるようで、以前よく赤のオーストリアとおっしゃられ。白にかんしては扱う機会も幾つか。赤は正直中々見かけられづ、偶々見つけて購入しておいた甘口の最上の造り手クラッハーの仕上げる赤が。知らなかった、が本音で興味が先に立つ冷涼なエリアにしては比較的しっかりと仕上げた何処かしら凛とした交響曲が感じられるスタイル。
深夜は連日のムッシュでしたが、今宵はボトルで。
・Clos des Lambrays’88 Lambrays
この畑をほぼ単独所有するランブレイ。ヴィンテージの割にはお買い得だったのか上手に見つけられ。クロ・ド・タール共々、かつてのスタイルには賛否がございますがやはりヴィンテージの後押しは否めなく、上質な果実のアロマにこなれた酸の柔らかさがブルゴーニュのエレガンスを。表面だけを見つめてしまうと見落としがちな優美さはこのあたりが飲み手をも選ぶワインかと・・・・・・・・。もう、随分今夜は飲んだから解からないし!では無くて今宵最後の1本なだけに上質な〆の味わいをお楽しみいただければ幸いかと。

               Sommelier R.Imamura