Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も素晴らしく

極上のワインに彩られた昨夜ではありましたが、やはり皆様祇園街での顔にもなられるような方々も含めて確固とした持論をお持ちの方ばかり。個人的には気持ち一歩引かせていただいて彼らの理念にも耳を傾けるのも意味ある時間かと。その中で支えていただける皆様がいかに粋にワイン・グラスを傾けておられるかは一目瞭然の次第かと。
・Chateau Cantemerle’86 Haut Medoc
・Condrieu’89 E.Guigal
・Chateau Mouton Rothschild’79 Pauillac
・Clos des Lambrays’96 Lambrays
・Barbaresco’91 Gaja
・Aloxe Corton’87 Comte Senard
・Barolo’94 Poderi Aldo Conterno 1500ml
吉野からのムッシュは気付けば3ヶ月ぶりで。今月の特集よりボルドーの熟成を。意外なコルクの抜け方に慎重さを取り戻しましたが、ハーフながらも美しい熟成による甘みは優雅な印象を。
2本目は白の特別を。このところのローヌの人気も致し方ない現状に今宵もギガルの特別なヴィンテージを。ヴィオニエのパフュームのように香りたちフルーツ・ドロップスのカンを揺さぶった後のような残り香に柔らかい甘みがシガーへの手を伸ばさずには。早めの時間ながらもムッシュのお勧めもありパルタガスの紫煙を。
宝塚からのドクターには今宵も頭が下がります。手強いナースのお相手は職場の雰囲気つくりにも不可欠のようで。ヴィンテージ’79はムートンで甘えさせていただき、堂本さんの描く中々の出来の五大シャトーはしなやかであり、そして少しやんちゃな印象も。
ランブレイはまだ大きく評価を変える直前のヴィンテージながらも’96の偉大な後押しが。熟れた果実のグチュとした甘みにグラン・クリュの姿は孤高かと。
ですが最後のガヤはやはりブルゴーニュを食ってしまうくらいのスミレの華やぎを。’91はどのエリアも今正にピークが感じられ。最愛の造り手を今宵はお試しいただきましたが、すみませんタクシーで帰らせてしまい。
バイク関係のマダムに昔を思い出させていただき。そしてまた’87がご結婚のヴィンテージらしくそれもまた若干のジェネレーションの違いを感じさせられながらも繊細なアロースの果実味で。Sommelier R