1月は本当に耐えの月になりつつあります。この週は随分とパタパタとしか扉が開かれず私としては給料泥棒のような営業日が多いのでは・・・・・・・。と言いながらも少しずつではありますが、上質なご常連さんと新たな出会いが昨夜も少しだけ。
お席が空いていれば急な6名様の横並びのご利用もありがたく。しかも全員が1本ずつのシガーに火を付けられ。煙嫌いのあの方が、来られないのを祈りながら。ありがちではありますが全てが黄色のリングのハバナ・シガーではありました。空調を完全に止めて最高の紫煙空間にて。この方々は、以外にも
・Chateau Mercian Anniversary Cuvee’97
最後の1本のメルシャンさんの特別なキュヴェを楽しまれたあたり、選択肢の妙に私自身も楽しく。
深夜1:00すぎには、京都を代表されるワイン・ラヴァーがやや出来上がった感じの足取りで。今宵は眼の覚めるような真っ赤なニット・スーツをお召しのマダムを引き連れて。この時間には眼の保養もあるものでプリティー・ウーマンではないですが、たしか白血病の方の看病をするストーリーの映画だったでしょう、そのスクリーンで映し出された華奢ながらも美しすぎる脚線美を思い出させるジュリア・ロバーツそのものでした。
そんなお二人は、ムッシュの今夜の先に飲まれたルソーのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ’90の流れで。
・Chambertin’77 Louis Remy
ブルゴーニュの彼女からも何とか逃れ続けていた興味本位のヴィンテージ’77の特級畑は香りの広がりは素晴らしくピノ・ノワールの世界観を。ですが、ネガティブな部分もやはり。甘みはのこるものの酸が主張をしっかりと、残り香も気になる表現が浮かびましたが流石にそれをも理解されながら。半分くらいは私が飲み込んだのですが別々の家路につかれると言う意味で消化不良を抱えておられた祇園人のお二人でした。
Sommelier R.Imamura