連日つぶやかせていただいておりますが、本日はブルゴーニュを赤白一本づつ。
世間的には給料日ということもあり２５（金）は早めの時間より忙しい営業になりました。そんな時に久し振りにムルソー好きのアノ方が来られ、この方へと思って仕込んでおいたMeursault.Clos des Perrieres'90 AlbertGrivaultをお飲みいただけました。 久し振りに辛口の白ワインで唸りました。とにかく余韻が長く、口の中を酸を含んだ蜂蜜のような甘味が支配し続けておりました。デキャンタージュと共に大きめのグラスの中、まだまだ変化をし続けるワインに満足されていたのではないでしょうか。
赤はポマールでした。こちらは以前結婚式前夜にPetrus'76などを持ち込まれた方で、PommardLesJarollieres'89LaPoussedorのものでした。この造り手の'89ヴィンテージもなかなか珍しく非常に興味あるものでしたが、少しプライスが高めで悩んでおられたようです。しかし中身の方は素晴らしく、ボーヌのエリアの典型的な煮詰めた甘味がしっかり感じられ、熟成による酸が全体の構成を引き締めておりました。新婚のご夫婦でこのような一本を分かち合われるのは羨ましいかぎりですが。ちなみに本日は他にもChateauSociandMallet'88やORNELLAIA'96、ChateauBeauSejourBecot'81、Roda?Tなどボルドー、イタリア、スペイン、と多彩な顔ぶれでした。またワインを買い付けなければ……
Sommelier R.Imamura
