Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'92×3の豪雪の晩

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本日は、辛うじての筋トレを。まあ、中々大変だった京都での豪雪な晩でしたので 起床はお昼前でしたが。

で 昨夜のヴィンテージ’92x3の豪雪の晩は

・Moet & Chandon Grand Vintage Collection’92

・Bourgogne’92 Joseph Roty

・Cote Rotie’92 Crusel Roch

移転後8年ですが、これほど雪が積もったのは初体験でした。まあ、これだけ降ると 流石に何方も出て来られないかな?と ゆっくりと まあ何時も通りなのですがお電話が。どうやらお食事に祇園街に出られていたそうで、時間帯も早かったのですが既にタクシーさんは全くのようで。バス停で待たれていたそうですが、何せお子さん4人もご一緒で一番下は4歳くらいかな?早い判断で僕のストーブに当たりに。

まあ、全く東大路通りの北行きは完全に渋滞を超えて動かない状態に やはり こう言ったお持ちの引き出しの多さが重要かと。年配の方がバス停にて30分以上待たれていたそうですが、お子さんも含めて 命の危険すらも感じられる晩でもありましたので。

今宵はヴィンテージ’92で揃えてみました。

シャンパーニュの’92は中々の希少な作柄で。これもまた かなり以前に仕入れていたものですが、以上に高騰するシャンパーニュの帝王のモエですが 欲を言えばドン・ペリニヨンなのでしょうが このグラン・ヴィンテージも非常に素晴らしく綺麗に熟れて熟成した逸品は ブリオッシュの豊潤な香りも当然ながらで ブラインドではプレステージにも劣らない評価をきっと。

ジョセフ・ロティのACですが、ある意味難しかった作柄のブルゴーニュの赤は 寧ろ現状が美しく。柔らかい酸は、ジュヴレの生産者らしい肉付きも優雅な味わいで 雪景色を見ながらの贅沢も。

〆はローヌを。クリューゼル・ロックのコート・ロティはこれまた贅沢で、そろそろ楽しめる段階に入るシラーの野獣感が ぷんぷんと漂いますが まだまだ重厚さも含ませて。

それにしても 実際には途中で奥様は辛うじてのホテルのお部屋を見つけられ お子さんを引き連れて歩かれ。その後は、おっさんふたりで ほぼ3本を飲み干す訳ですが 流石に少し酔いながらも こちらのムッシュは 何時もふっと立たれるのです。まだ もう少しコート・ロティが残ってるから!ではあるのですが まま雪の中無事に ホテルかご自宅か?辿り着かれたことを。

それにしても、出来た奥様に お子さんたちも順調に成長されており 羨ましい限りです。ちっこいのも ふたり可愛いなあ。またまた、ご家族にて!

Sommelier R.Imamura