Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’13の500ml

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朝からの雨に予定が崩れた。昨夜のムッシュは、ちゃんと稲荷山に登れただろうか?傘をさされれば まあ、問題ないものの 一段と動きが制限され列が醜くなっていたかな?

ですので、有酸素は遠慮して 筋トレに。相変わらずの長男は、取りつく島もでしたが まあ待つしかないのかなあ?成長の糧にしてももらいたい。

で この稀有なボトルは 意外にも

・Nuits Saint Georges Les Vieilles Vignes’13 Daniel Rion

ご縁と言うものも有りますので、その瞬間 瞬間で お席にご案内すべきか?考える時も。勿論、顧客の方々にはないのですが お初の方々は やはり欲を言えば お電話ひとつでもいただけていれば お互いにとってもベターな関係でもあるかと。

この晩のマダムは、どうやらお子様から逃れてのしばしのお時間だったようです。限られたお時間ながら 多少はお役に立てていれば幸いなのですが これをご縁にまた次回からは気持ちも楽な流れかと。

ダニエル・リオンのニュイ・サン・ジョルジュ、ヴィンテージ’13はブルゴーニュでは初の購入でした。出来ればより熟成したボトルを仕入れるのが僕のスタイルなのですが、このボトルはハーフでも無く 500mlの珍しいものでした。これと まま好きな造り手だと言うことと ままアペラシオンも優良なものなので。

ただただ、良い意味での期待を裏切られたと言いますか この硬い村なのですが やや穏やかなヴィンテージということと 古樹から仕込まれたヴィエイユ・ヴィーニュということも起因しましたでしょうか?勿論、熟成感などではなく 幾分カリフォルニア・タッチながらも偉大なブルゴーニュの奥に隠れるモカのニュアンスが綺麗に出ており 素直に美味しいピノ・ノワールと認められる。問題は価格ですが、そうだなあ 今の段階で飲んであげるのもよろしいかと。その内 きっと閉じこまる時期もまたあり得ますので。ま、とは言え一般的な感覚のソムリエさんからすると既に10年ほどの時を経ておりますが・・・・・。

Sommelier R.Imamura