Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

古木

本日のお昼は、祇園街の集金に。まあ、御茶屋さんを少しだけお訪ねするだけなのですが。古くから残る祇園街のシステムながらも、そうですねかなり私のお店としては減っていく現状はございますが。ただ、中にはそんなしきたりとは離れて直接お支払いいただく顧客の方もおられるにはおられるのですが。
その後は、銀行さんに。1月もそろそろ終盤で、お支払い等の手続きもさせていただきたい25日過ぎです。今月も何とか何とかのやりくりは、全て皆様のお陰でございます。ありがとうございます。
さて、寒波に襲われた感のある昨夜の閑散としたカウンターは
・Santenay Vieilles Vignes’76 Roche de Ballene
前半には、お下見も兼ねたグラス1杯ながらもこんな形がご縁の始まりもございますので。ご褒美返しのような感じですかね。先日はドバイの方もおられましたが、今回はミシュランさんの星は1つに留まりましたが高級料亭さんでの今が旬の松葉蟹を中心としたお食事だそうで。まま、その後のご利用がいただければ幸いです。
待てども待てどもの中に扉の鈴の音は、リストランテ・オルトさんの谷村オーナー・シェフのパスタのお届け。年末は何度かランチの予約が取れない!そんな苦情も耳にしましたが、羨ましい限りです。本当の意味でご自身の資金で頑張っておられるお料理人さんは、意外に少ないと思いますそんな意味でもお互いに。
やや、早めのお時間ながらも何時ものお二人が。限られたお二人のお姉さんをお連れになられる、ムッシュですがお一人が里帰り中と言うこともあり安心されながらのご利用で。相変わらずの酔われる姿ながらもお年の頃からしては、やはり私の顧客の中でも酒豪の最たる方であるのは間違えなく。まあ、そんな意味でも大陸の血が流れた女性でなければ中々太刀打ちは難しいかも・・・・。
ワインはもう何時も通りのブルゴーニュの熟成。ヴィエイユ・ヴィーニュ、古木ですね、樹齢の高い葡萄の樹からは凝縮して複雑味に富んだ良質な葡萄が取れると言いますが。今回のサントネイは、私のご説明が悪かったのかな?まあ、確かにアペラシオンとしてはやや味わいの深みには欠けるのですが酸のシャープさに何時もの熟れた質感は幾分・・・・・。
それでも、と言っては難なのですが他愛も無いお話で夜は深けていくものです。 Sommelier R.Imamura