Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ'88'73

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昨日は、久々に しっかりと休養を取りました。諸事情も合わせてと、異常な暑さに全ての気持ちを削がれますが 何時も通りにお仕事をされている方には リスペクトです。少し動くだけで汗だくになりますが スーツでのお仕事を為される方々は大変だなぁ。

で ある晩の出来事として

・Clos de Tart'88 Mommessin

・Chateau d'Yquem'73 Sauternes

ブルゴーニュのオールドをご期待いただいての東京からの。とは言え やはり申し訳ないです。ホームページのワインリストの更新をしていないので しかも数年・・・・・。ですので、折角の下調べも数字の隔たりに失礼をいたしました。根本的に対処しなければならないなぁと相変わらずの怠け者です。すみません。

特別なオールドを久々にセラーから持ち出し確認するタイミングもございましたが、コルクの状態が危険に近づく ドルーアンのクロ ド ムーシュ ルージュのヴィンテージ'53が。これは、ディスカウントしても 良いタイミングでセールスすべきかもしれない。ブルゴーニュを代表する1本でも有るとは思いますが コルクがもし 落下してしまうと中々シビアな状況も想定されます。

そんな色々な思惑も含めてのお勧めにも乗っていただいた 1本は クロ ド タール。グラン クリュのご予算でしたのでヴィンテージも有りますが、畑も重視した上でのトライに この時代の賛否は有るものの 特別な逸品を。

この時代の タールは まだまだ繊細なスタイルです。とは言え優良作柄のヴィンテージ'88は 柔らかく膨らみ 線の細さは有りますが美しい淑女ですよ。このピノ ノワールも もう 非常に希少なボトルのひとつです。

シガーが久々に3本の紫煙を。やはりですね、こう言った時間と特別なワインは一部の方では有りますが必要なものなのです。禁酒法を出す前に対策を撃てる店舗には社会活動を為させるべきです!

事実こう言う瞬間があるのですから。まあなぁ、政治家さんには解らないだろうな 本当の意味で ご自身で稼がれたことは?まま。

〆の貴腐ワインの最高峰はヴィンテージ'73にて。数度の機会を得られましたが、この辺りの熟れた甘美の世界は何時もながら素晴らしい。トロトロの蜜の味わいは、いつの世も変わらぬ選ばれた方のみに。

Sommelier R.Imamura