Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’11’05’00’00’89’88

休日は、完全に朝帰りならぬ昼帰りに。機嫌よく 飲ませていただけた土曜日の晩ならぬ朝方に しばしの寝落ちと 気が付けば9:00を回っており。
片づけを必死にしながら この機会にと 子供たちを呼び出し。片づけの手伝いをさせて 帰宅を京阪電車で。途中で ちょっとだけ かぎぜん さんで葛きりを 中庭を見せるのも理由づけですが。次男は、あまりのようでしたが 和菓子好きの長男は たらふくです!ちなみに、四条通を 子供たちと歩いていると 次男が微妙に僕の手を握ることに。最近は、手を引っ張ることは 有っても手を握ると言うような機会は中々なかったので まだまだ 可愛いなと感じられる瞬間で。
で その 久々の素晴らしい 展開の白の晩は
・Chardonney’11 Dierberg Santa Maria Valley
・Puligny Montrachet Les Combettes’05 Jacques Prieur
・Chardonnay’00 Pahlmeyer Napa Valley
・Chardonnay’00 Kongsgaard Napa Valley
・Pommard Clos Blanc’88 Albert Grivault
・Chardonnay GAIA & REY’89 Gaja 1,500ml

素晴らしい白が 沢山の中の紅一点の クロ・ブランと言う名のことも奇遇な。
移転のことを お伝えできない 微妙なドクターでしたが やはり 線を繋いでくれるのは祇園町の流れのひとつで。
何故か今宵はシャルドネを!のご気分のようで 結局 白のみの4本で。
前座になってしまった ディエルベルグでしたが 僕の思惑とは別に二番目を食う 改めてカリフォルニアのクオリティの高さを。そして、何よりもこんな時にブルゴーニュの難しさを感じるものです。’05のピュリニのコンベット 造り手もジャック・プリウールならば期待も為されるものです。意外にも 進み過ぎた味わいに 個人的にはNOではないものの 顧客の心を掴むことは出来ませんでした・・・・・。
ただただ、それでも ご信頼をいただける 有り難さに 続いてナパの2本のシャルドネを一気に。しかも、ヴィンテージ’00の素晴らしい造り手を。ジャッジではないですが、コングスガードに 禁断のパルメーヤーを。思い入れもそうですが、パルメイヤーのクオリティの高さをこの2本の比較で思い知らされる 同じようで 大きな違いを感じさせる ディスクロージャーに使われたこの 濃密でありながらも 洗練された余韻の美しさに 心奪われる。
今宵、唯一の赤は 病理医の先生が久々に。お一人でしたので やや饒舌になられたお隣の歯科医のムッシュに べっぴんさんのマダムともお話が盛り上がり。実は白の上質な造り手のアルヴェール・グリヴォーですが、この赤を選んだのも そんな晩だったのかもしれません。流れとしても 心満たされる味わいに気持ちが緩む展開で。
今宵は、本当に有り難い先月は お見かけ出来なかった ドクターが。ままな、フェラーリが納車されたからと言うのも否めない。
’89の白、のリクエストに 思わず 二か月分で甘えてもよろしいでしょうか?と言う台詞が僕の 申し訳ないところですが 有難うございます。極上のイタリアの帝王が仕上げる シャルドネの逸品です!しかもマグナムは、絶妙な熟成で ブルゴーニュの白を跪かせる 銘柄の本当に僅かなひとつです。
うーん、毎晩こんなことは ないでしょうが 少しだけ運気を引き戻しつつかな?
Sommelier R.Imamura