Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

中抜け・・・

本日のお昼間もノルマの週3のジム通いをこなし今週も何とか何とか。ですが、本日は流石に昨夜のワインが大分残っているような感覚で・・・・。
そんな昨夜のワインは
・Meursault’85 Coche Bizouard
・Deuzt Brut’83
・Chardonnay Cuvee Cathleen’98 Kistler
・Chambolle Musigny’80 Joseph Drouhin
と見た感じはそれ程飲み込んだ感じではないラインナップかもしれませんが、年に数回でしょうか?顧客の方と打ち合わせを兼ねたお食事にお誘いいただけて。中華でしたが、こちらの濃厚な鱶鰭は本当に美味で。また、ワインに関しては予め新たな出会いのような感覚で十分ですので。
白はピュリニーのプルミエに赤はマルサネでした、ヴィンテージに関してもドメーヌに関してもお恥ずかしながらも新しい出会いであり勉強をさせていただく感じでもあり。ただただ、個人的な肝臓の慣れでしょうか?’09のブルゴーニュはやはりまだ飲み難いもので・・・・・。酔いが回る。
その流れの何時ものムッシュは、1本だけ。ムルソーの赤、’85と言うのと白の名手のあのコシュ・デュリの血縁であるビザァール。彼の造るワインもじりじりと値が上がり始めており、久々のオールドを手に入れましたが白も合わせて今月の特集に。
淡い中にも綺麗な酸を閉じ込めたスタイルは、流石の一族の流れを感じさせます。他のボトルにも期待が募ります。
この後は、本当にお恥ずかしいながらも数時間は中抜けのように落ちており。後半の時間帯にお電話でやっと調子を取り戻しました。
何時ものお姉さん方を今宵も引き連れて5名様。今宵も’98のキャスリーン以外はお産まれ年を絡めた形で。
’83のデゥーツは、酔い冷め直後だからかな?前回よりも酸がタイトに感じられ。まま、それでもやはり美味には変わりないここも平均点を得られる造り手かと。
お持込されていたキスラーの上級キュヴェの’98は、これまた上手に造りこまれた濃密なシャルドネブルゴーニュのグラン・クリュに手が出ない場合はこのカリフォルニアも選択肢のひとつに是非加えたい素晴らしく上質な白。
〆は希少な’80のブルゴーニュを。ドルーアンのシャンボールも纏めて仕入れていましたがこの’80もラスト・ボトルでした。ボルドーが難しかった分この’80はブルゴーニュのボトルに希少性を感じさせられます。ましてや出来が素晴らしいだけにこの村名でも非常に美しいしなやかさに儚げなフィネスを。
ああ、洗い物の山だ・・・・・・。

                   Sommelier R.Imamura