Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’01’00’95’91’89

本日のお昼間も慌ただしく 買い物から ご予約のお誕生日ケーキを引き取りに。その足で 現店舗の引き取り物に 新たなテナントの進捗具合を確認に。ジムの無い日は、目いっぱいのお昼間の行動になります。
新たなテナントは、内装の塗装が半分ほど。マスクを必ず、持ってくるように言われておりましたが 窓を全開に空き放たれていましたので それほど気にも。やはり、この季節の気持ち良い風が5Fは通り抜けるもので。
で昨夜の一時の顧客の皆様は
・Chardonnay’95 Morton Estate Hawkes Bay 
・Volnay Les Angles’89 Lucien Boillot &Fils
・Arte’00 Domenico Clerico
・Montepulciano d’Abruzzo’01 Emidio Pepe
・Chateau d’Yquem’91 Sauternes Lur Saluce

22:00過ぎくらいからの 一時の出来事のように。久々の状況の満席時は、最後の賑やかさのように有り難い瞬間でも。
何時もながらのドクターの皆様は、呑み込むペースの速さに。白ワインのリクエストに、この珍しきのニュージーランドシャルドネの熟成、20年の時の経過に 正直ブルゴーニュの姿に。ここまでしっかりと濃密に仕上がった南半球のシャルドネは 改めてそのポテンシャルの高さを。オーストラリアのルーウィンしかりで ただただ暑い味わいだけではない フィネス感じる上質な1本。
赤はブルゴーニュで、’89のプルミエは リコルクですが 少し落ち着いて オールドの姿を表現し始めており。ボワイヨ一族の安定感を見せつける 偉大なヴィンテージのひとつはまだまだ永遠の時を刻み続けるように。
イタリアの2本は、ひょんな流れでの お一人の男性陣を。名古屋からのムッシュリストランテ・オルトの谷村シェフ のシンクロする感じも 愛らしさすら。
一晩だけですが、経過したグラス・アイテムの アルテもちょうど飲み頃の力も残す ピエモンテのカジュアル・ラインですが ’00ともなると侮れない。
色々と将来的なことをソムリエの立場からとシェフの立場から またどちらも経営者の立場からと 心許す時間帯でも。15年来のお付き合いになりますが、変わらず お互いに発展し続けたいものです。そんな関係にも近い’01ヴィンテージの時の経過のエミディオ・ペペは やや噴きかけた形跡ながらも 流石のアブルッツォの力強い自然の味わいが。移転しても変わらず パスタはいただきたいお付き合いかと。
〆の貴腐は、先日も’85を堪能いただいたドクターで。’91のマダムのリクエストですが”ないだろう?”の台詞に ハーフならあります!は頭の片隅にあって 幸いでした。これまた優雅で甘美な味わいは 小さなボトルながらも 何処までも続く その味わいの強さに このカテゴリーの最高峰を遺憾なく。これは、また世界観が異なる極上の1本で。

       Sommelier R.Imamura