Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’01’93

本日のお昼間もジムに。ぎりぎりまで有酸素運動と上半身の筋トレに励んで帰宅は14:00過ぎてしまい。家では珍しく子供たちが、もう帰宅しておりました。先生方の出張が理由のようですが、寒い冬の日に家族が揃っているのは何となく小さな幸せも感じさせられます。
ただ、もう暫くすると恐怖の冬休みも始まるのでしょう。となると、これはこれで騒がしく何とも憂鬱な時間にもなるものです・・・・・。
で昨夜の流石のグランクリュ
・Corton’01 Louis Latour
・Nuits St Georges’93 Jean Pierre Mugneret

前半のお越しの方々も数年ぶりのドクターの皆様。
変わったワインが好きだ!とのお言葉にシングルモルトのスモーキーな表現を出されておりましたが、勿論可能な限りではありますが考えうる僕なりの銘柄も。ですが、正直グラスワインの範囲では難しいものも。基本、葡萄品種に対してティピカルなものをセレクトすべきものだとも思いますし。変わり種はやはり個性的で当然コストも色々で。ですがですが、最終的にはニュージーランドのソーヴィニヨンブランがお気に召されたあたりに はてな?でしたが。正にフレッシュ&フルーティーの代表格のようなものだとも思うので。きっ典型的な味わいがお好みかと思われます!
その後は完全に男性陣にカウンターは占拠していただけ。時期的には来年の新年の会議が恒例ではありますが今宵は何か打ち合わせ等でも有られたのかな?
先ほどの方とは対照的な 飲みやすいワイン!とのリクエストに 非常に解りやすく。勿論、ブルゴーニュが飲みやすいと言う訳ではないのですが ある程度飲み頃に達した果実味が充実した銘柄はご理解の範囲が広いかと。勿論、問題は熟していない酸がなければなのですが。いずれにしても若すぎる段階のヴィンテージのものには やや青い味わいが残るもので そこがピノ・ノワールの難しさを一般の方に難解さを。
’01のコルトンは、やや希薄で小ぶりに仕上がったヴィンテージでしょうが そこは腐っても鯛のグラン・クリュ 流石に滑らかに洗練されており柔らかい果実味が後から後から口に広がります。ままこれでも10年の時は経ておりますが。
’93の村名のニュイ・サン・ジョルジュ、やや硬いアペラシオンではありますが 20年の時を感じさせてくれるものも 幾分かは。やはり、ですが市場に大量に出回るこの造り手の所以はこの辺りにも。少なからず先のコルトンよりは硬さが感じられ。その分、この2種の流れは良かったのでは?幾分、味わいに変化も必要でしょうから。
ただただ、個人的には やはりお利口なドメーヌのひとつルイ・ラトゥールは安定感と安心感で扱いやすく満足も得やすい優良な造り手かと。

      Sommelier R.Imamura