Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’90’88’85’83

本日のお昼間は、完全にお昼寝状態で。帰宅は8:00を過ぎてしまい、その暑さと蝉の鳴き声のオーケストラに寝室の窓を閉めてエアコンを。ぐっすりと眠れたので、良かったのですが 明日からは子供たちの恐怖の夏休みが・・・・・。
で昨夜の月末の救世主の方々が
・Guy Michel Brut’96
・Volnay Les Taillepieds’88 Hubert de Montille
・Perrier Jouet Belle Epoque’83
・Meursault Clos des Perrieres’90 Albert Grivault
・Volnay’85 Antonin Rodet

早くも背中の日焼け部分が脱皮を初めており。年に1度くらいは、着替えるのもよろしいのかな?
中盤にお越しの何時ものムッシュは今宵はおひとりで。名古屋からですので、今夜は京都泊になられる時間帯まで。ガヤのロッシ・バスの’06のハーフは、このところ本当に甘みをたっぷりと表現しており関心の375mlで。
何時もよりはお早目のお時間で、しかも綺麗どころのおられない状態は珍しい限りですが 中々難しいお話をされていたので 必要以上には。旬の無花果パルマ産の生ハムは美味でしょう?
青林檎の表現は相応しいかと、’96のギ・ミシェルのブリュットは もう一段階の時間が熟成を叶えてくれますが それでもこの’96の手持ちも後1本になりました。
やや、濁っていた。そんなコメントも正しく。’88のタイユピエは 今では非常に高騰するモンティーユのもので。中々硬い仕上がりを約束するヴォルネイの中でも強固な酸を持つ彼のものですが’88はやっと柔らかさの段階に。澱が幾分舞っていた点は申し訳なく・・・・・。
こちらも今月も後半にかけてお越しのムッシュは先月のご家族でのご利用からすると対照的におひとりで。ですが、やはり結果的には紫煙も含めて3本+4本で。
ボトルのその汚れから状態を気にかけてもおりましたが、流石のプレステージシャンパーニュの熟成は恍惚の。青林檎とは絶対に言えない、林檎の蜜の中心部分をしっかりと感じさせるゴージャスな秘薬かと。
白のご所望は、ムルソーの特別なものポールのクロ・ド・ペリエールを。確かに最上の造り手までは、ですが優良な造り手のひとりで個人的には 白の大好きな造り手のひとりです。まま、地味な散在ではありますが 1haのクロで囲まれた整然としたこの畑は特別かと。こちらも先のベル・エポックに負けず劣らずのフルーツ・ドロップスを感じさせる甘美な。酸は完全にまろやかさを湛える上質なシャルドネの最高峰のひとつかと。
〆はもう左程呑み込める余力はなかったかもしれませんが、ヴォルネイを。’85の村名ですが、朝方に相応しい熟しきった味わいに。何よりもそのバランスが綺麗に均整を取れており、ネゴシアンと侮るなかれの これもまた優雅な1本で。
そして気が付けば8:00代の京阪に揺られて家路に。何時もながら色々とご指導ありがとうございます。
           Sommelier R.Imamura