Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’82’82

本日のお昼間は、ゆっくりとしながらも愛犬の散歩と郵便局に新札を調達に。現金でのお支払いは、あまり多くはないのですが可能な限りはお釣りは すっきりとしたお札で。何せ僕がお世話になっている散髪屋さんでも何時もお釣りは新札で渡されます。どちらが どうとは言い難いですが ここは意識の大切さがあるかと。
で昨夜の貸切の豪勢な晩は
・G.Michel Tradition’82
・Chateau Calon Segur’82 St Estephe
・Chateau du Valandraud’96 St Emilion

相変わらず愛らしいお子さんたちですが、今は便利な時代だしな。しっかりと食べた後は、上のお姉さんたちタブレットで動画を楽しんでいるので大人たちは極上のボルドーを楽しめると言うものです。
何時もながらの ご近所の まとい鮨さんからの出前と 可能な限りの前菜のような軽やかなお料理をご準備してお待ちしておりましたが お子さんたちは バケットがお好みのようで。僕個人はやはりお鮨にはかなわないな。
小学生のお姉ちゃんたちの到着を待つようにお父さんはシャンパーニュとシガーをフライングで。
ギ・ミシェルのトラディション’82は、正にヘビーローテーョンのように使い続けており 残すところも数本までに到達しました。非常に良く出来たこのトラディションなのですが、以前はこの造り手自体を敬遠していたこともあり。その理由もムッシュにはお解りいただけたかとも思いますが、現状はこの価格で熟れた味わいのシャンパーニュの存在は非常に重宝するものです。
赤は意外にもボルドーで。何時もならブルゴーニュかな?だったのですが、どうやらフェイスブックに投稿されるようで比較的知名度の高い銘柄をご所望でしたので理解出来ます。
’82のボルドーはやはり。エチケットの存在感だけではなく その味わいにも愛すべき素晴らしいもので。正にバランスが取れた均整美で、非の打ち所のないクラレットかと。若い間は厳めしさも感じられるこの3級シャトーですが、この30年の時の経過は必要なものかと。
3本目も意外なサンテミリヨンでしたが、知名度はワインラヴァーならば皆さん。シンデレラワインの最高峰のひとつでしょうが、この’96は中々のお買い得な1本だったかと。ただ、個人的にはまだまだ硬い。ワインを買い付けるプロの方が’96のヴァランドローは早く飲んだ方が良いとのコメントもいただいた気もいたしますが 僕にはまだまだ綺麗にこの新進のシャトーも進化していくものと思われます。まま、一時のプライスは やりすぎでしたが。
甘く芳醇なパワフルな右岸は左岸の伝統ともまた面白い比較対象ではあります。
少し酔いましたけど・・・・・・。

                 Sommelier R.Imamura