Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Chablis

本日のお昼間もジムに。ワールドカップの初戦の興奮も冷めやらずではありましたが、毎度のことながら寝不足の方々もこれからが。まま、日本の初戦は日曜日だけに きっとこの日は凄い視聴率なんだろうな。
で昨夜のこれまた白は
・Chablis Vaillon’99 Daniel Etienne Defaix

珍しい感じのご予約だったので、想定外ではありましたが両手に華の先生のようで。まま、ご接待交際費の問題もあるでしょうから こちらはドクターの先生ではない先生のようで結局はご自身でのご利用ではありましたが 最終的には女性陣からも徴収されており やや微妙でも。
汲まなくリストをご覧いただけていたようですが、お話とは異なる方向転換でもあったかな。
ボランジェを啜りながらの軽くアペリティフのように生ハムも。色々と思案はされていたようですが、如何せんどうもリストのフォントの小ささがやはり問題か・・・・。最近はあまり必要性も削がれておりましたが、ルーペをひとつは買っておかないと。
ブルゴーニュの白の代名詞のひとつでもあるでしょうか。勿論、前夜のモンラッシェやコルトン・シャルルマーニュなどはまた別次元の代名詞ですが このシャブリもまた正にピンからキリまでの。
今宵は’99のプルミエ・クリュのヴァイヨンでしたので一般的には正に現実的な位置づけでもある優良銘柄。’99の熟成感も多分に感じられ、上質なプルミエ・クリュは琥珀色に輝き滑らかで ゆっくりとその味わいを堪能すべき段階に。
ちなみに僕のワインリストのブルゴーニュの白のページはA4にて1ページ40種に止まりますが、ヴィンテージ’67から’05までを幅広く。とは言うものの’00以降は2アイテムのみでほとんどが’80’90年代の飲み頃を意識するもので。
また、この中にシャブリは僅か4種しかご準備出来ておらず ここは感がどころなのですが。造り手もヴァンサン・ドーヴィサとフランソア・セルヴァンのふたりだけで ややお探ししたいものでもありますが。
で、今回のエティエンヌ・デュフォーの代わりにリストに鎮座する予定のシャブリはセラーで忘れさられていた偉大なヴィンテージの偉大なグラン・クリュを。
・Chablis Grand Cru Chateau Grenouille Testut’71 M.M.Testut Freres (Joseph Drouhin)
もはやこれはシャブリの概念ではないでしょうが、まま グラン・クリュもよろしいかと・・・・。

       Sommelier R.Imamura