Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

禿山’88

本日のお昼間も愛犬はなちゃんの散歩に。丁度、ムシムシする最中ではありますが晴れ間も見える時間帯でしたので。勢い、時間もあったので久々にトライアンフのエンジンも蹴り上げられ しばしの気分転換にもなりましたが 非常にヘルメットが暑い・・・・。
また、本日は僅かながらもワインの入荷が。
中々の厳しき状況の為にワインを買えないし、買ってあげられていない・・・・。申し訳ないところもあるのですが、この10年以上に渡って沢山のボトルを分けていただいたかとも。在庫は比較的ございますので必要なものだけでご理解いただければ。インデントでも到着ですが、マグナムが5本程。
シャンパーニュのマグナムで、希少なヴィンテージの’92のポメリーが2本だけ。
ブルゴーニュの赤は、まだ手持ちがあるのですが非常にお利口で上質なフォレのヴォーヌ・ロマネの’98のマグナムを3本だけ追加して。
そして白はレギュラー・ボトルで逸品を。手持ちが’96だけになっていたリストに必要なルイ・ラトゥールのコルトン・シャルルマーニュの’79を。
先日のこちらも希少なシャルルマーニュのフェヴレイ’86が無くなりましたが 珍しいコルトン・ブランの’69も。
僅かな7本でも中々のコストに悩まされます・・・・・。
で昨夜の禿山か!久々だな
・Montrachet Marquis de Laguiche’88 Joseph Drouhin

中盤に3か月ぶりでしたかね?もう少し頻度は上げていただきたいのが本音ですが、今宵はマダムも伴われ。こんな晩は、最近季節がらか白づいているのですよ。勿論、お連れのマダムのリクエストが白ワインと言うことも大きな原因ですが。
どうやら特集のフェヴレイの白髭を考えておられたようですが、先月末に堪能してしまっていたので。そんな折ではありますが、流石のドクターは粋な逸品を。もう、正直この銘柄は造り手の関わらずこれからは本当に高嶺の花でしょうね。何しろ本数も少ないし、いずれにしても白の最高峰であることは間違えないので。
おそらくは市場価格からすると現在ではリスト価格は原価とでも言いますか、かなりのお買い得だったのでは?それでも桁は超えておりますが、流石の中身であったことは当然ながら。
ミネラルの骨格は、完全に芳醇な熟成した甘みに隠されており ただその存在があるからこそばっらんすの取れた優雅な味わいで。確かお連れのマダムは、’91だったのではないかと思いますが このお若さからこの手の素晴らしきワインを呑み込まれる経験はお金には変えられない貴重なご経験かと。
唯一申し訳ないのは、半分くらいは僕の肝臓に取り込まれたことのみですかね・・・・・。

             Sommelier R.Imamura